2018.03.11

最注目はガード選手のマッチアップ、シーホース三河は狩俣昌也と村上直が奮起したい

2000年より、バスケットボール専門で取材活動中

 NBA経験者のコートニー・シムズを新たに加えたシーホース三河滋賀レイクスターズ戦は、1戦目でそのシムズが19得点9リバウンドと早速結果を残し、着実に勝利を収めた。しかし2戦目は、昨季3勝を献上した相手に再延長までもつれる大激闘となった。最後は脚の止まった相手を一気に攻め立て、16点差をつけたのは地力のなせる業。ただ、金丸晃輔橋本竜馬が40分以上コートに立つなど、主力に出場時間が偏る傾向はますます強まっている。

 レバンガ北海道も、前節の西宮ストークス戦で同じくNBA経験者のディジョン・トンプソンがデビュー。すでに攻守両面でチームにフィットした様子を見せ、連勝に貢献した。1戦目で今季最多の109得点、6人が2ケタ得点を挙げたチームは、2戦目も89得点まで積みあげつつ失点を60点に抑えた。

 新外国籍選手のマッチアップも興味深いが、より注目したいのはガード。北海道は前節の2戦で、多嶋朝飛松島良豪が計28アシストをマークした。三河も橋本が前節2戦目で11アシストを記録しているが、ここにもう少し狩俣昌也村上直の奮起がほしいところ。特に、速攻が多い北海道に対抗するには、村上がコート狭しと走り回る必要があるだろう。

文=吉川哲彦

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