早く片目を開けたいライジングゼファー福岡は攻防両面で奮起が必要。名古屋ダイヤモンドドルフィンズは手堅く勝利を奪いたい

入江美紀雄

バスケットボールキング編集部

名古屋ダイヤモンドドルフィンズ

2018.10.17 19:05 T.O.
試合終了
ドルフィンズアリーナ

ライジングゼファー福岡

■名古屋ダイヤモンドドルフィンズvsライジングゼファー福岡（＠ドルフィンズアリーナ）
10月17日19時5分～

　ドルフィンズアリーナにライジングゼファー福岡を招いて、名古屋ダイヤモンドドルフィンズがホームでの2節目を行う。ここまでの成績は名古屋Dが2勝2敗、福岡は4連敗中だ。

　開幕節では、選手の持ち味を生かしたオフェンシブなバスケットボールで、強豪・シーホース三河を相手に2連勝を果たした名古屋Dだが、前節は琉球ゴールデンキングスに連敗を喫した。それでも、第1戦では試合時間残り7秒に並里成にフリースローを決められての敗戦だった。開幕してからの2節で堅守が自慢の三河、琉球を向こうに回して自分たちのバスケができているだけに下を向く必要はないだろう。

　一方、Bリーグ誕生とともに産声をあげ、最短でB1入りを果たした福岡は、思い通りのプレーができず苦しんでいる。まさにB1の洗礼を受けている状況と言えるだろう。現在1試合の平均得点は65.25、同じく失点では80.75と攻防両面で苦しんでいるのがわかる。

　アウェーで行われた前節の大阪エヴェッサ戦において、河合竜児ヘッドコーチは違う種類のゾーンディフェンスを起用するなど、マンツーマンとのチェンジングディフェンスから活路を見出そうとした。それもあり試合の前半までは互角の展開を見せられたが、それに対応され始めると、大阪のオフェンスを止めることができなくなった。

　今節対戦する名古屋Dは現在3ポイントの成功率がリーグ1位の41.2パーセントをあげているだけに、外角からのシュートへの対応も準備しなければいけない。また、前節休んだマーキース・カミングスが万全なコンディションで臨んでくるとなれば、カミングスの1対1からの多彩な攻めにアジャストする必要がある。

　名古屋Dにとって注意を払わなければいけないのは山下泰弘と小林大祐のベテランガードコンビか。山下と小林は大阪との2試合目で今シーズン初めてスターターの座を他の選手に譲っている。河合HCはチームの流れを変えたいという意図もあったと思われるが、この2人がこの試合にかける思いが強くなると想像できるだけに、名古屋Ⅾにとっても要注意と言えるだろう。

文＝入江美紀雄

■ロースター
・名古屋D（ヘッドコーチ：梶山信吾）
小林遥太（NEW）
マーキース・カミングス（NEW）
満田丈太郎（NEW）
菊池真人（NEW）
張本天傑
 安藤周人
 中東泰斗
 笠井康平（NEW）
中務敏宏
 笹山貴哉
 ジャスティン・バーレル
 クレイグ・ブラッキンズ