両クラブも屋台骨を支えるコンボガード、藤井祐眞、柏木真介に注目

入江美紀雄

バスケットボールキング編集部

川崎ブレイブサンダース

2019.01.30 19:05 T.O.
試合終了
川崎市とどろきアリーナ

新潟アルビレックスBB

■川崎ブレイブサンダースvs新潟アルビレックスBB（＠川崎市とどろきアリーナ）
1月30日19時5分

　ついに中地区の首位決戦が川崎市とどろきアリーナで実現される。同地区1位の新潟アルビレックスBBは第21節終了時点で25勝10敗、同2位の川崎ブレイブサンダースは21勝14敗とその差は4。レギュラーシーズンはすでに後半戦に突入して、どのクラブもチャンピオンシップ進出のためにギアを上げてきているだけに、今回は1試合の対戦だけに是が非でも1勝をもぎ取りたいところだろう。

　今年に入ってからの川崎は秋田ノーザンハピネッツ、富山グラウジーズ、横浜ビー・コルセアーズに順調に4連勝を果たすも、前節は東地区2位の栃木ブレックスに連敗を喫してしまった。対する1月の新潟は、同地区の実力クラブ、シーホース三河と富山グラウジーズに快勝するなど、実に6連勝を果たした。さらに昨年からの通算では9連勝と好調を維持しており、中地区の首位をキープしている。

　この両クラブには川崎のニック・ファジーカス、新潟のダバンテ・ガードナーというリーグを代表する得点源を有すること、また川崎には篠山竜青、新潟にも五十嵐圭とクラブの顔となる司令塔が存在するなど共通点が多い。しかし、ここで注目したいのが、今シーズンの存在感をさらに増しているコンボガード、川崎の藤井祐眞、新潟の柏木真介の存在だ。コンボガードとはポイントガードとともにコートに立ってゲームをコントロールしつつも、積極的に攻撃を仕掛けていくポジション。加えてこの2選手は1人のポイントガードとしてもゲームコントロールが可能で、正ポイントガードをベンチで休ませる役割も持っている。

　藤井はクラブの広報を通じて、新潟戦に向けて以下のコメントを発した。「地区首位の新潟が相手なので、チーム一丸で戦いたいと思います。ベテラン選手に負けないように頑張りたいです。（自身と同じくポイントガード・シューティングガード両方でプレーする）柏木さんに負けないように頑張ります」。負けん気の強い柏木も負けてはいないだろう。火花を散らしたマッチアップも楽しみだ。

文=入江美紀雄

■ロースター
・川崎（ヘッドコーチ：北卓也）
藤井祐眞
 林翔太郎
 青木保憲
 篠山竜青
 増田啓介
 辻直人
 谷口光貴
 長谷川技
 ニック・ファジーカス
 バンバ・ジュフ
 鎌田裕也
 バーノン・マクリン
 シェーン・エドワーズ