2019.04.06

直接対決では滋賀レイクスターズの3勝1敗、ライジングゼファー福岡はブレイクリーの働きが勝敗を左右

2000年より、バスケットボール専門で取材活動中

滋賀レイクスターズvsライジングゼファー福岡(@ウカルちゃんアリーナ)
第1戦:4月6日18時5分、第2戦:4月7日14時5分

 3シーズン連続の残留プレーオフ回避へ着実に歩を進めている滋賀レイクスターズだが、前々節2戦目に続いて前節も黒星を喫し、目前に迫っていたリーグ全体15位への浮上は持ち越しとなった。毎回熱戦を繰り広げる“京滋ダービー”は今回も互いに譲らず、前半はわずかに1点リード。しかし第3クォーターに主導権を奪われると、第4クォーターも最大7点ビハインドから一度は追いつくものの、最後は突き放されて6点差で敗れた。ガニ・ラワルが4本のダンクを含む27得点11リバウンド、ヘンリー・ウォーカーも21得点8リバウンド8アシストと外国籍選手はいつものように数字を残したが、二ノ宮康平と髙橋耕陽も各13得点と奮闘。狩野祐介がフィールドゴール試投5本に抑えられ、3得点に終わったのが痛かった。

 滋賀の今節の相手、ライジングゼファー福岡は前節の大阪エヴェッサ戦で完敗。第1クォーターで4点をリードしたが、第2クォーターで7-32と急失速したのがすべてだった。マーカス・ブレイクリーはオフェンス10本を含む19リバウンドに加えて8アシスト3スティールもマークしたが、3ポイントを5本すべて外すなどして9得点止まり。ターンオーバーが20個にのぼったのも響いたが、ブレイクリーの得点が伸びなかったのはチームとしても誤算だった。

 このカードはここまで3勝1敗と滋賀がリードし、直近の第30節でも2点差という際どい勝負を滋賀が制している。今季滋賀で13試合に出場したブレイクリーがその試合で古巣との対戦をすでに経験しているが、滋賀のホームに乗りこむのは今回が初めてとなる。第22節のこの顔合わせで滋賀の勝利に貢献したブレイクリーは、移籍後の第30節では5ターンオーバーと5ファウルで滋賀に白星を献上。福岡の残留プレーオフ回避にわずかな望みをつなぐ意味でも、ブレイクリーの古巣に対するパフォーマンスが大きなカギになることは間違いない。

文=吉川哲彦

■ロースター
・滋賀(ヘッドコーチ:ショーン・デニス)
西裕太郎
アレン・ダーラム
二ノ宮康平
紺野ニズベット翔
ヘンリー・ウォーカー
樋口大倫
高橋耕陽
荒尾岳
ガニ・ラワル
狩野祐介
伊藤大司
鹿野洵生
中村功平

・福岡(ヘッドコーチ:ボブ・ナッシュ)
遥天翼
山下泰弘
小林大祐
薦田拓也
波多野和也
エリック・ジェイコブセン
津山尚大
青木ブレイク
石谷聡
城宝匡史
加納誠也
ベンジャミン・ローソン
マーカス・ブレイクリー
鈴木龍雄

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