2019.12.13

今季最初で最後の組み合わせ、島根スサノオマジックは北川弘の出来が連敗脱出を左右

バスケ情報専門サイト

島根スサノオマジックvs富山グラウジーズ(島根県立体育館)
第1戦:12月14日18時35分、第2戦:12月15日13時35分

 前々節のサンロッカーズ渋谷とのホーム2連戦は、終始互角の展開に持ちこむも、終盤に力尽き手痛い連敗を喫した島根スサノオマジック。11日の名古屋ダイヤモンドドルフィンズ戦でも白星を挙げられず、3連敗となってしまった。

 名古屋Dとの一戦は第1クォーター、しかも立ちあがりのビハインドが最後まで響いた。ロバート・カーターの得点で先制点を挙げたが、そこからは笹山貴哉に2本の3ポイントを与えるなど開始約3分間で2−11。最初の10分間で8点差をつけられた。その後はロースコアゲームとなるも、一度もリードを奪えずに70−78でタイムアップ。カーターは4試合連続となる25得点超え、ブライアン・クウェリは2戦連続“ダブルダブル”をマークしたが、日本人選手の得点が5選手で計21得点と伸びなかった。

 今節島根と対戦する富山グラウジーズは、新潟アルビレックスBBを敵地で下し3連敗を阻止した。この試合の最終スコアは82−72。自軍のターンオーバーをわずか5つに抑え、逆に相手からは19個のターンオーバーを奪ったことが最大の勝因と言える。アシストも宇都直輝の「7」を筆頭に計25アシストとボールがよく動いた印象だ。

 島根県立体育館で行われる島根vs富山は、今シーズン最初で最後の2連戦となる。ホームで連敗を止めたい島根、ここまで記録した6回の勝ち試合は、すべていずれかの日本人選手が2ケタ得点を記録している傾向がある。従って外国籍選手のみならず、いかに日本人選手が得点に絡めるかが勝利への条件になるとも言える。前節計8本のシュートを放ったが、無得点に終わった北川弘の活躍に注目したい。

 対する富山は中地区2位の横浜ビー・コルセアーズ(台風19号の影響で1試合未消化)を1勝差で追っており、そろそろ上へ上がりたいところ。第1節以来、連勝からは遠ざかっているが、弱点であるリバウンドを五分、もしくはそれ以上に持ちこんでペースを握りたい。また、11月21日に島根との契約基本合意が発表されたドゥワン・サマーズが出場する場合の準備を怠らないことも重要だ。

■ロースター
・島根(ヘッドコーチ:鈴木裕紀)
佐藤公威
後藤翔平
ロバート・カーター
山下泰弘
北川弘
坂田央
阿部諒
相馬卓弥
安部潤
ドゥワン・サマーズ
ブライアン・クウェリ
頓宮裕人
神里和

・富山(ヘッドコーチ:ドナルド・ベック)
レオ・ライオンズ
山口祐希
松山駿
船生誠也
阿部友和
山田大治
水戸健史
菅澤紀行
宇都直輝
前田悟
葛原大智
ジョシュ・ペッパーズ
ダニエル・オルトン
ジョシュア・スミス※インジュアリーリスト

この試合の他の記事

富山グラウジーズの関連記事

B1の関連記事