2024.12.27
12月27日、高校バスケの日本一を決める『SoftBank ウインターカップ2024 令和6年度 第77回全国高等学校バスケットボール選手権大会』の男子準々決勝が東京体育館メインコートで行われ、東山高校(京都府)が藤枝明誠高校(静岡県)を下し準決勝進出を決めた。
東山は立ち上がりから瀬川琉久と佐藤凪がポイントを重ねた一方で、藤枝明誠は速攻で応戦し開始4分で先発全員得点。ボヌ ロードプリンス チノンソが随所に存在感を示し、藤枝明誠6点リードで第1クォーターを終えた。
続く第2クォーターは、東山のキャプテンを務める松島慎弥がリバウンド争いで体を張ると、佐藤凪が13得点と多彩なショットでけん引しクロスゲームに。同中盤には藤枝明誠の金子來樹と野津洸創、東山の瀬川と佐藤凪による3ポイントの応酬もあり、藤枝明誠5点リードで試合を折り返した。
ハーフタイム明けの第3クォーターは、身長206センチのロードプリンスが止まらず、藤枝明誠が一時13点差までリードを広げる展開に。藤枝明誠は2年生の野津も得点を重ねて、8点リードで最終第4クォーターに突入した。
勝負の第4クォーターは、追い込まれた“インターハイ王者”東山のエースが大暴れ。U18男子日本代表にも選出されていた瀬川が強烈なブロックショットを口火に怒涛の連続得点を挙げると、同残り5分から9-0のランで同点。藤枝明誠は残り27秒に金子の得点で一歩前に出たが、1点リードしていた残り4秒に速攻を受けて痛恨のファウル。東山は土壇場でつかんだ逆転のチャンスで、小野寺星夢がフリースローをきっちりと2本成功し、83-82で逆転勝利した。
東山は瀬川が3ポイント20本中7本を決めてゲームハイとなる40得点、16リバウンド、3ブロックをマークしダブルダブルを達成。佐藤凪が25得点で続き、カンダ マビカ サロモンが8得点19リバウンド、松島が1得点ながら9リバウンドと、要所で存在感を示した。
一方、藤枝明誠はロードプリンスが24得点23リバウンド6アシスト4ブロックと圧倒的なパフォーマンスを披露。野津が18得点、1年生の渡邊聖が14得点、野田凌吾が10得点と、スターター4名が2桁得点を挙げたが、あと一歩及ばなかった。
勝利した東山は、明日28日14時30分から東京体育館で行われる準決勝で、もう1試合の準々決勝、八王子学園八王子高校(東京都)vs福岡大学附属大濠高校(福岡県)の勝者と対戦する。
■試合結果
<東京体育館 カップヌードルコート>
東山 83-82 藤枝明誠
東山|16|24|18|25|=83
明誠|22|23|21|16|=82
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