2025.01.21
1月21日、日本バスケットボールの改革へ向けて10年前に立ち上がった『JAPAN 2024 TASK FORCE(タスクフォース)』が最後の活動となる会議を終了。日本バスケットボール協会(JBA)の三屋裕子会長と、タスクフォースメンバーである日本サッカー協会最高顧問の川淵三郎氏、国際バスケットボール連盟(FIBA)財務担当理事のインゴ・ヴァイス氏が記者会見を行った。
JBAは、2014年11月にFIBAから資格停止処分の制裁を受け、FIBAルールに従いJBA傘下で運営される男子トップリーグの創生と、JBAおよび傘下団体のガバナンス強化、アンダーカテゴリーを含む男女日本代表チームの強化体制確立といった3点の改善を求められていた。こうした課題を解決するため、2015年1月にタスクフォースが設立。当時の男子トップリーグだったNBLとbjリーグを統一する動きが軌道に乗り、同年8月にはFIBAからの制裁が解除。2016年のBリーグ開幕を筆頭に様々な改革が行われ、以後もFIBA担当者らを含むタスクフォースによるモニタリングが行われてきた。
タスクフォースのチェアマンを川淵氏とともに務めてきたヴァイス氏は「我々は達成すべきであった目標をすべて達成できた」と語り、川淵氏も就任当初の日本バスケ界の混乱ぶりを懐古しつつ、「この10年間で画期的に日本のバスケットボール界は変わりました」とコメント。また、Bリーグ創設を主導した川淵氏は「10年前は本当に情けないバスケットボール界でした。ここまでこれたのは、僕を除くみなさんの奇跡に近い努力があったからだと思います」と、ともに改革を進めてきたメンバー、JBA、リーグ関係者を労った。
一方、2015年からJBA入りした三屋会長は、「日本のバスケ界はもっともっと大きくなっていかなければいけないし、これで終わりではなく、これが通過点だと思っています」と、さらなる発展を目指していくことを宣言。FIBAとタスクフォースメンバーへの謝辞とあわせて、「(JBAや各リーグ内で)10年前の色々な問題があったバスケ界を知らない人が増えてきています。これをつないでいくのが我々の責務だと思います。10年前を忘れない、ということでしっかりとつないでいきたい」と語った。
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