2024.12.03
日本バスケットボール協会(JBA)の三屋裕子会長は11月29日、現在の男子日本代表(FIBAランキング21位)を取り巻く状況について声明を出した。
男子日本代表を巡っては、11月14日(現地時間13日)に、パリ2024オリンピック日本代表だった八村塁が“JBAの方針や体制”と“トム・ホーバスHCの続投”について意見するコメントを発し、その後もX上でホーバスHCの手腕に懐疑的な見解を示す投稿をリポストするなど公の場で意思表明。6日後の20日にJBAの渡邊信治事務総長が一連の騒動について説明したが、25日には八村が再びJBAを批判する趣旨のコメント。28日には現役日本代表選手でもある渡邊雄太(千葉ジェッツ)が一連の騒動の裏側を語り、自身も事態の収束に動いていることを明かしていた。
これまでJBAから公式に出されたコメントは、日本代表戦の前日20日に囲み取材に応じた渡邊事務総長のコメントのみだったが、14日の八村の発言から2週間が経過した29日、JBAのトップである三屋会長が初めて今回の騒動に言及した。
公式サイトやSNSに掲載されたコメントの全文は以下の通り。
バスケットボールファン、関係者の皆様へ
この度は、男子日本代表チームをめぐる一連の動きについて大変なご心配をおかけしております。
今回の一連の出来事を受け、当協会といたしましては、今一度、組織内外におけるコミュニケーション、情報発信、連携の在り方について見直しと改善を進めてまいります。
ホーバスHCには、HCを選定する過程でパリオリンピックまでの経緯も考慮したうえで、掲げる強化方針にコミットでき、その方針に最も適していると判断し、ロサンゼルスオリンピック出場に向け契約をオファーし、受諾いただきました。
当協会としましては引き続きホーバスHCと日本代表チームを全力でサポートして参ります。
そして、HC、選手、チームがバスケットボールに集中できる環境を提供し、出場権を獲得したアジアカップを戦い、FIBAワールドカップ予選を突破しオリンピックへの道を切り開けるよう、環境を整えていくことが責務だと改めて強く感じております。
日本代表AKATSUKI JAPANへの引き続きのご支援、ご声援をよろしくお願いいたします。
日本バスケットボール協会会長 三屋裕子
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