2024.12.11
11月24日、バスケットボール男子日本代表(FIBAランキング21位)は『FIBAアジアカップ2025予選Window2』でグアム代表(同80位)に83-78で勝利。アジアカップ本大会への出場権を手にしたが、吉井裕鷹(三遠ネオフェニックス)は試合後に反省のコメントを残した。
吉井は21日のモンゴル戦に続き2試合連続で先発出場。チーム最長35分50秒のプレータイムで3ポイント4本を含む17得点4リバウンド8アシスト、フィールドゴール成功率41.7パーセントの好成績で、チームの2連勝に貢献したが、「正直もっといい試合できたと思います」と試合運びを猛省した。
日本は45-29で前半を終え、一時は19点ものリードを持っていたものの、第4クォーターにターンオーバーがかさんだところを突かれて0-12のラン。最終盤は一進一退の接戦に持ち込まれた。
吉井は「グアムのことはリスペクトしていますし、スカウティングもしました。その状態でこの試合をしてはいけないと思います。20点開いたときに30点、40点と(開けるチャンスはあった)。今日は(渡邉)伶音も出場させてあげられませんでしたし、悔しい部分が残る試合でした」と、引き締まった声色で振り返った。
吉井はホーバス体制となってから飛躍的に台頭してきた日本代表の中心選手。今回のアジアカップ予選2連戦では、唯一2試合連続プレータイム30分超え、2戦合計70分出場とフル回転した。一方で、その責任感からか、グアム戦後は何度も「悔しい」とコメント。コートに立ち続けていたからこそ、自身への戒めも込めたような口ぶりだった。
それでも、日本代表はこの試合の結果をもって、『FIBAアジアカップ2025』本大会と『FIBAワールドカップ2027 1次予選』への出場権を獲得。2025年2月に開催される今予選の残り2試合(vs中国/vsモンゴル)を、さらなる新戦力の発掘機会とする余裕もできた。
吉井が名前を挙げていたチーム最年少18歳の渡邉伶音(福岡大学附属大濠高校)の日本代表トップチームデビューはあるか。年明け後の代表活動にも注目だ。
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