
2025.02.19
2月12日、バスケットボール男子日本代表(FIBAランキング21位)が『FIBAアジアカップ2025予選Window3』へ向けた直前合宿を公開し、キャプテンに任命された吉井裕鷹らが練習後の取材に応じた。
今回の日本代表合宿には、富樫勇樹や渡邊雄太ら経験豊富なベテラン勢が招集されず、20台中盤の選手が中心の構成に。トム・ホーバスヘッドコーチは、これまで継続して代表に招集してきた吉井にキャプテンを任せることを明言。その理由と練習中の様子について、次のように説明した。
「このキャンプの中で一番うちのバスケットの経験があります。彼は練習中とかコミュニケーションがいいから、今回は吉井がいいかなと。彼はうちのバスケットをよくわかっているから。頭いいですよ。バスケットIQが高い。先輩にも後輩にもいろいろ言っていますし、いいと思います」
一方、直後に取材対応した吉井は、キャプテン就任について問われると「日本のために尽くします」と一言。肩書は増えたが、「僕がキャプテンじゃない時からも声を出すようにしていたので、それは変わらず。変わったと言えばこういうところに立つくらいですかね………。それくらいですかね(笑)」と、あくまで等身大の姿勢を強調。プレー面でも「いつもと変わらず、僕自身ができるプレーをやり続けること。それ以外のところでは、みんなに声かけることだったり、自分自身ができることをやっていこうかなと思っています」と淡々と答えた。
[写真]=バスケットボールキング
チームメートを助ける姿勢について問われた吉井は、「代表だけでなく、僕がプロに入ってから、ベテランの人が若い人らにめちゃくちゃアドバイスしてくれた。そういったところが僕の考えを形成しているなと思っていて。代表だけじゃなくて、各チームのベテランの方々が色々な声かけをしてくれたことに感謝してるし、受け継いでいかなきゃいけない思いがある」と、先人への敬意と感謝を示しつつ、選手キャリアを通じて固まった信念も口にした。
日本代表は20日に中国代表(同30位)、23日にモンゴル代表(同109位)とアウェーで対戦。すでにアジアカップ出場権を獲得した日本代表にとっては、新戦力台頭などの収穫も手に帰ってきたいところだが、指揮官は若手中心のメンバー構成で中国から白星をもぎ取ることがチームに自信をもたらすことの意味の大きさも強調。試合が始まれば勝負に徹する姿勢を示した。
キャプテンを務める吉井も「アウェーで中国に勝つことができれば、日本は本当に前進すると思います。そのために一日一日大切にいい練習を積み上げていかなければいけないなという責任感はあります」とコメント。誰よりもホーバスバスケを知る新キャプテンの思いは、冒頭の「日本のために尽くします」という一言に詰まっているのだろう。
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