
2023.03.05
2月5日、バスケットボール男子日本代表(FIBAランキング21位)の次代を担う若手有望株たちが集うディベロップメントキャンプが公開され、トム・ホーバスヘッドコーチがメディアの取材に応じた。
3日から開始した同キャンプには、18歳の高校3年生からBリーグでプレーする22歳まで、22名の選手が参加。ホーバスHCは「みんな新しい選手ですから、本当に最初から、ファンダメンタルから教えた。みんな本当に頑張っている。若くて、いいエナジー、みんな勝負したい気持ちがある。始まったばかりなので、エクスキューションやきれいなプレーはできていないですけど、若くて良い選手がいます」と柔らかい表情で頷いた。
メディアには非公開だったが、この日は5対5のゲームも行ったようで、気になった選手を問われたホーバスHCは、ハーパー・ジャン・ローレンス・ジュニア(東海大学/サンロッカーズ渋谷)と星川開聖(宇都宮ブレックス)の名前を挙げた。
「ハーパーは特別なディフェンダーかなと思います。スティールもオンボールもオフボールもリバウンドもいける。あとは星川。星川も力がある。急いでないプレーをよくやっている。判断もいいかなと思います」
昨年11月のアジアカップ予選に続き、今月末の同予選のメンバー候補にも名を連ねている渡邉伶音(福岡大学附属大濠高校/アルティーリ千葉)については、「前はシュートがきれいに入っていたけど、今回は全然入らないんですよ。なんでかわからないけど」と笑みを浮かべながらも、「彼も入らなくても急がない人。マイペースなのでそれはいいこと。今回の合宿で一番若いですけど、『彼が若い』とは思っていないです」と、期待感を滲ませた。
今回のディベロップメントキャンプは“将来を見据えた日本代表の強化”という位置づけ。「若いからこれから上手くなる選手もいる」と、今回招集されなかった同世代が今後一気に台頭してくる可能性にも言及しつつ、ロサンゼルス2028オリンピックへ向けて「この年代はジェイコブス(晶)、山ノ内(勇登)、川島(悠翔)もアメリカにいる。あの3人も入れたら、何人もチャンスあるよ」とホーバスHC。バイタリティ溢れる若者たちの台頭に期待を寄せていた。
なお、2月20日と23日にアジアカップ予選を控えている男子日本代表トップチームは、渡邉も含む19名の候補選手が集い、10日より都内で合宿をスタートする。
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