2025.07.26

【インターハイ女子注目】精華女子「先輩が達成したベスト4を超える夏へ」

昨年のウインターカップでは桜花学園を破って初の全国ベスト4を達成 [写真]=バスケットボールキング
バスケットボールキング編集部

岡山市で開催される「令和7年度全国高等学校総合体育大会バスケットボール競技大会(インターハイ)」が7月27日に開幕。中国インターハイで大会を盛り上げる有力チームと選手を紹介。

文=入江美紀雄

 精華女子高校(福岡県)は、2024年のウインターカップで清藤優衣(現・白鷗大学)らの活躍により、全国ベスト4入りを果たした。その実績と経験を受け継ぎ、今年も3年連続15回目のインターハイ出場を決めた。

 新チーム発足当初は、ライバルである東海大学付属福岡高校(福岡県)と慶誠高校(熊本県)の後塵を拝していた。1月の福岡県新人大会では東海大福岡に64-97と大敗。続く九州新人大会では慶誠に敗れ3位と、課題が多く残る船出となった。

 しかし春以降、著しい成長を遂げた。6月の福岡県インターハイ予選では東海大福岡に67-62で勝利し、九州大会では慶誠を82-55と圧倒。九州1位として本大会へ挑む。

 チームの核を担うのは、189センチのアキンデーレ タイウォ イダヤット。昨年のウインターカップでも主力として活躍し、今年はインサイドでの存在感に磨きをかけている。ゴール下でのステップワークやポジション取りの駆け引きなどに成長が見られ、攻守において欠かせない存在だ。

 昨年は地元開催だったインターハイで3回戦敗退を喫したが、その悔しさを糧にチームは強化を進めてきた。全国の舞台でさらなる飛躍を遂げるべく、先輩たちが達成したベスト4を超える夏を目指す。

■KEY PLAYER/C #44 アキンデーレ タイウォ イダヤット

攻守の要として期待されるアキンデーレ タイウォ イダヤット(昨年のウインターカップより)[写真]=バスケットボールキング

 身長189センチと恵まれた体格を誇るアキンデーレ タイウォ イダヤットは、精華女子高校のインサイドを支える中心選手だ。昨年のウインターカップでは、ゴール下での得点力とリバウンド力を武器にベスト4進出に貢献。高さだけでなく、ステップワークやポジション取りでの駆け引きにも磨きがかかり、チームの軸として成長を遂げている。

 今季はより一層存在感を増し、インターハイ予選の東海大福岡戦ではゲームハイとなる37得点を記録。ゴール下のフィニッシュだけでなく、速い展開の中でも正確な動きでチームの得点源として機能する。フィジカルの強さと集中力の高さは、全国の舞台でも必ずや注目を集めるだろう。

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