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11月4日、スラムダンク奨学金事務局は、第20回奨学生の募集開始を発表した。募集の締切は2026年1月31日に設定されている。
人気漫画『SLAM DUNK』の著者である井上雄彦氏が2006年に創設した奨学金制度の「スラムダンク奨学金」。同プログラムは高校を卒業後、アメリカの大学、あるいはプロとして競技を続ける意思と能力を持つ情熱と才能にあふれた選手を、アメリカのプレップスクール(私立の大学準備校)に派遣し、その間の学費や生活費を援助するものだ。
スラムダンク奨学金は第1回奨学生の並里成(ファイティングイーグルス名古屋)をはじめ、これまで多くのプロ選手を輩出。2023-24シーズンに広島ドラゴンフライズをリーグ制覇に導き、「BリーグチャンピオンシップMVP」を獲得した山崎稜も第4回奨学生だ。また、今シーズンからBリーグに加入した須藤タイレル拓(FE名古屋)や伊久江ロイ英輝(川崎ブレイブサンダース)らも同プログラムで海を渡り、アメリカで経験を積んできた。
今回の募集にあたり、井上氏は「お金で買うことのできないかけがえのない経験があります。年齢を重ねてきて余計に、慣れ親しんだ安全な場所を離れて新しい世界に飛び込む挑戦の価値を感じています。それは人を成長させます」と、挑戦的な経験から得られる価値を語り、「バスケをがんばっている高校2年生、見てますか。SD奨学金は返済不要の奨学金制度です。日本のあちこちにいるであろう、新しい環境での挑戦と成長を渇望している選手のためにこの制度はあります。皆さんのご応募をお待ちしております」と呼びかけた。
偉大な先達に続く存在は誰か。応募概要は以下の通り。
■応募概要
・応募期間
2025年11月4日〜2026年1月31日(当日消印有効)
・募集人数
若干名
※以下は2025年11月時点の情報であり、予告なく変更される可能性があります。
・応募資格
1.バスケットボールに対する深い愛情と情熱を持ち、アメリカのプレップスクールのレベルでの競技に対応できる能力を有する男子。
2.異文化体験への積極的興味を持ち、派遣先での生活に適応できる資質がある人。
3.日本の高等学校もしくは専修学校高等課程(いずれも学校教育法の規定によるもの)を2027年3月に卒業見込みの人、または主宰者が同等の課程を修了したとみなすことができる人。
4.2008年4月2日以降に生まれた人。
5.保護者の同意、承諾を得ていること。
6.日本国籍を有する人。
7.アマチュア資格を有する(プロとして金銭の対価を得て活動していない)人。
応募方法や必要書類、重要事項など詳細な内容はスラムダンク奨学金公式サイトで確認できる。