商社マンで3x3日本代表…仲西佑起（UTSUNOMIYA BREX.EXE）が3x3を始めた理由

3x3.EXE

リーグ・協会

3人制バスケットボールのグローバルプロリーグ「3x3.EXE PREMIER」では、現在「プレイヤーエントリー」を実施している。いわゆる「選手登録」のことを指す。この選手登録をすることで「3x3.EXE PREMIER」でプレーする機会を得られる。

▶詳細はこちら：https://3x3exe.com/premier/playerentries/

▶プレイヤーエントリーはこちら：https://forms.cloud.microsoft/pages/responsepage.aspx?id=yUNoDawQjEiQjLiyrTLYKLr5wKYUGV9BoIOIZ7JDtfdUN0YwMktJTE40MDZXQ1o1WFkxM1FFTkFIRS4u&route=shorturl

今回はどのような選手がプレイヤーエントリーの後、チームに所属し活躍しているかを紹介するシリーズ。第1弾は、現在UTSUNOMIYA BREX.EXEに所属しながら3x3の日本代表としても活躍する商社マンの仲西佑起（なかにしゆうき）。

【商社マンで3x3日本代表。仲西佑起のキャリア】

――3x3をはじめたキッカケを教えてください。
仲西：柏尾耕資選手（NINJA AIRS.EXE）に「一緒に3x3やってみないか？」と電話をもらったことがキッカケです。当時は3x3を知らなかったので、まず競技を知ることから始まりました。それが8年前の25歳の頃です。

――3x3を始める前はどのような環境でプレーしていましたか？
仲西：5人制でずっと大学でプレーをしていて、社会人になってからも地域リーグというか、実業団リーグでプレーしていました。

――3x3と5人制の違いをどのように感じていますか？
仲西：5人制よりスペースが広いので、スクリーンのダイブとかスリップとかスペースを使ったプレーは幅広くできるようになったと思います。僕は2Pシュート（5人制でいう3P）が得意ではなかったのですが、3x3でプレーしていくには必要だなと実感して、たくさん練習して、今は打てるように・入るようになったと思います。

――3x3と5人制、今はどちらが楽しいですか？
仲西：今は完全に3x3が楽しいです！やっぱり3x3は、10分にプレータイムが凝縮されているところが魅力だと思っています。世界と戦って勝つチャンスもあると思います。選手それぞれがやることをやれば戦える可能性はすごくあるんじゃないかなと感じています。

▲写真左が仲西、中央左のボックスを持っているのがNINJA AIRS.EXE代表の柏尾（2023シーズン）

▲2024シーズンからUTSUNOMIYA BREX.EXEの中心選手として活躍中

【日本代表を経験して思うこと】

――日本代表にも選出されましたが、いつ頃から本気で目指したのですか？
仲西：正直、日本代表をずっと目指していたとか、関われるとか思っていたわけではありません。だから日本代表合宿に声をかけてもらえたときは本当に嬉しかったです。憧れていた選手と一緒に練習できる環境に入ることができて、バスケットを続けていてよかったと思いました。

――実際にW杯やアジアカップなどで世界を経験してみてどうでしたか？
仲西：しっかりやれたなと思うところもあった一方で、やはり世界の強豪国とは細かいところの差をすごく感じました。だからW杯でメダルを取るにはもう少しステップアップが必要。ただ、選手みんながやるべきことをやって、日本のレベルがあがっていけば、世界と戦えるスポーツだと思います。

――これまでの代表活動はいかがでしたか？
仲西：僕は仕事をしながらバスケットをやっているので、10日間くらい3x3のみをするという期間は大学生ぶりでした。その時に、今まで以上に「3x3が面白いな」と感じたので、3x3に没頭できる機会があったのはよかったです。
日本代表戦や3x3.EXE PREMIERはYouTubeなどの映像でライブ配信があるので、それを家族が観てくれていて、息子も1歳なんですけど試合中に僕がどこにいるかも分かるようになってきて、楽しんで観てくれているのは嬉しいなと思います。

――これからの3x3プレーヤーへのメッセージ
仲西：3x3を経験するとプレーの幅が広がると感じています。3x3はプレー一つ一つの判断の質が強く求められるので、そこが磨かれるし、その判断の質や速さは5人制にも活きていく。大学生でも並行できると思うので、ぜひ3x3にチャレンジしてほしいなと思います。