“平凡な自分”が3x3で見つけた新たな可能性…大学院卒の“謙虚なダンカー”山田窓太

3x3.EXE

リーグ・協会

3人制バスケットボールのグローバルプロリーグ「3x3.EXE PREMIER」では、現在「プレイヤーエントリー」を実施している。いわゆる「選手登録」のことを指す。この選手登録をすることで「3x3.EXE PREMIER」でプレーする機会を得られる。

▶詳細はこちら：https://3x3exe.com/premier/playerentries/

▶プレイヤーエントリーはこちら：https://forms.cloud.microsoft/pages/responsepage.aspx?id=yUNoDawQjEiQjLiyrTLYKLr5wKYUGV9BoIOIZ7JDtfdUN0YwMktJTE40MDZXQ1o1WFkxM1FFTkFIRS4u&route=shorturl

今回はどのような選手がプレイヤーエントリーの後、チームに所属し活躍しているかを紹介するシリーズ。第7弾は、今年の3月に大学院を卒業し社会人になったばかりで「目立った経歴はない」と語りながらも、外国籍選手相手にポスタライズを決めるIRISPARTNERS AICHI.EXE所属の山田窓太（やまだそうた）。

【大学4年で3x3に出会う。それまでは、普通の高校生で普通の大学生】

――これまでの経歴と、3x3をはじめたキッカケを教えてください。
山田　自分、本当に（バスケットで）有名なところは出ていないんですよ。高校の頃から試合には出させてもらっていましたけど、強豪ではなかったですし、全国大会も出たことはありません。高校は県大会止まりで、大学は東海の2部とか3部で、1部には上がれませんでしたし。

3x3との出会いは大学4年生の時ですね。5人制の大学のチームでやっているところを3x3のチームの方に見ていただいて、声をかけて入った形です。大学院を卒業して社会人になったと同時に、地元のチームでもあるIRISPARTNERS AICHI.EXEに入らせていただきました。

――3x3のどんなところを魅力に感じていますか？
山田　大学4年生のときに3x3を始めたときからどんどん競技にハマっていったんですが、試合に絡めるようになってからはもっと楽しくなって、もっと勝ちたいって気持ちになっていきました。

ハマった理由は、やっぱり自分より大きい選手や速い選手、それこそ関東1部とか全国大会とかを経験している選手やチームと対戦した時に「ここは通用するけど、ここはダメだった」っていうことを理解して、自分の伸びしろを感じられたから。「こういうプレーもできるようになりたい」って、プレーすればするほど見つけられたのがハマっていった経緯ですね。

【5人制だけでは出会えなかった、自分の新しいバスケ】

――3x3をプレーして成長できたこと、またどんなところが5人制にも活きると感じていますか？
山田　3x3は切り替えの速さだったりフィジカル面だったり、5人制では味わえないフィジカルやスピード感のあるスポーツです。特に人数が少ない分、運動量も多いですし身体のぶつかりあいも多いです。そういうところは確実に5人制でも活きると思っています。

5人制だと、たとえばスイッチしてもある程度ヘルプがあってローテーションすれば守れる部分もあると思うのですが、3x3の場合は簡単にスイッチしちゃうとすぐダイブされて得点に直結してしまうんですよね。そのため、個人のオフェンス・ディフェンスに関して3x3はかなり学べると思いますし、学んだことは5人制に落とし込んだときも非常に重宝されると思います。

――ご自身もその実感はありますか？
山田　そうですね。自分はオールラウンドにプレーできることが魅力だと思っていて。身長も低いわけじゃない（187センチ）ですし、スピードも遅いわけじゃないと思う。特別身長が高いとかスピードが速いとかではないですが、3x3の場合は攻守の切り替えのところで何かしらのズレが絶対に生まれる競技でもありますから、そこを上手くつくことができればどんな相手でも戦えると実感しています。

――これからの3x3プレーヤーへのメッセージ
山田　なかなか普通に生活しているだけだと3x3に触れる機会は少ないと思うのですが、一歩踏み出してチャレンジすることで、3x3の魅力も感じられますし5人制に活かせるような成長もできると思います。1人のバスケット選手として、もっと幅広いプレーをしたい方には、ぜひ3x3にチャレンジしてほしいと思います。