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1月13日にさいたまスーパーアリーナで「第94回天皇杯・第85回皇后杯 全日本バスケットボール選手権大会」ファイナルラウンドの女子決勝が行われ、JX-ENEOSサンフラワーズがトヨタ自動車アンテロープスを86-65で破り、6連覇を達成するとともに史上最多記録を更新する通算23目の優勝を果たした。
決勝戦後に発表された大会MVPには宮澤夕貴(JX-ENEOS)が選出された。宮澤は2年連続2回目の受賞となる。決勝戦では17得点7リバウンド6アシスト2スティールで勝利に貢献。特にファイナルラウンドでは最多となる10本の3ポイントシュートを成功させ、チームの勝利を後押ししたことも受賞の理由として発表されている。
表彰式の後、佐藤清美ヘッドコーチ、吉田亜沙美キャプテン、そして、エースの渡嘉敷来夢とともに記者会見に臨んだ宮澤は、「ディフェンスから自分たちのペースに持ち込むことができました。それでもリバウンドの部分はディフェンスでレベルアップが必要です。それが(Wリーグ)後半の課題です」と、早くも今週末に再開するレギュラーシーズンに向けて気持ちを切り替えていた。
MVPに関して聞かれると、「国際大会の経験も踏まえ、3ポイントシュートを打てるようになってプレーの幅が広がりました。それが大きいと思います。また、リバウンドでもチームに貢献できるにも自分の強みだと思います」と、自身の成長を分析。昨年のFIBA女子ワールドカップでは日本代表を引っ張る存在に。それらの経験が宮澤の成長にプラスになっているのは事実だろう。「それらが今回MVPとして形になりましたが、自分の力だけではいただける賞だとは思っていません。チームメイトがいてこその賞です」と、仲間への感謝の言葉を忘れなかった宮澤。
この週末にはWリーグが再開され、JX-ENEOSはリーグ新記録となる11連覇を目指す戦いに戻っていく。日本代表として欠かせない存在となっている宮澤が、リーグを通してどのように成長していくか。チームの偉業達成も合わせて目が離せないだろう。