2022.12.15

東京医療保健大、Wリーグ勢から3度目の金星ならず…富士通を相手に2点差で惜敗

新潟、シャンソン化粧品を下して皇后杯のファイナルラウンドまで進んだ東京医療保健大だが、惜しくも敗退 [写真]=伊藤大允
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 12月15日に国立代々木競技場第二体育館で「第89回皇后杯 全日本バスケットボール選手権大会」のファイナルラウンド準々決勝が行われ、東京医療保健大学富士通 レッドウェーブが対戦した。

 2次ラウンドで新潟アルビレックス BBラビッツ、シャンソン化粧品 シャンソンVマジックを破った東京医療保健大は、11日まで行われた「第74回全日本大学バスケットボール選手権大会(インカレ)」でも大会6連覇を達成。一方の富士通は2次ラウンドで大学勢の筑波大学を下し、ファイナルラウンドに駒を進めた。

 接戦となった第1クォーターを17-16で終えると、2点差で迎えた第2クォーター開始3分30秒からジョシュア ンフォノボテミトペ、内藤唯、林真帆の連続得点で東京医療保健大が34-22とリードを12点に拡大。リードを保ったまま36-31で前半を折り返した。

 東京医療保健大のリードで試合が進むなか、第3クォーター中盤以降に富士通が反撃。スティールからシュートを決めた町田瑠唯の得点を皮切りに、藤本愛妃、江良萌香、赤木里帆も続き、0-14のランで試合をひっくり返した。

 東京医療保健大が追い上げを見せた第4クォーターは、試合終了残り2分15秒に62-62の同点。富士通は田中真美子と町田の連続得点、赤木の3ポイントで同35秒に5点差まで広げたものの、直後に3ポイントを決められた。同21秒のタイムアウト後、ターンオーバーからシュートチャンスを与えたが、失点にはつながらず。最終スコア67-69で接戦をものにし、ベスト4進出を決めた。

 宮澤夕貴が欠場した富士通は、江良が3本の3ポイントを含むチーム最多17得点をマーク。一方、Wリーグ勢から3度目の金星を狙った東京医療保健大は、ンフォノボテミトペが14得点12リバウンド、池松と林がともに13得点を記録した。

■試合結果
東京医療保健大学 67-69 富士通 レッドウェーブ
東京医|17|19|14|17|=67
富士通|16|15|20|18|=69