2020.09.19

【 #B飛躍の5年目へ 】レバンガ北海道・宮永雄太HC「絶対にあきらめず、ハードワークするチームに」

今シーズンからレバンガ北海道を指揮する宮永雄太HC[提供]=レバンガ北海道
2000年より、バスケットボール専門で取材活動中

 10月2日から開幕するBリーグ。B1に所属するクラブは昨シーズンの18から2つ増えて20となり、それにともなって東西2地区制へと変更となった。また、ベンチ入りできる外国籍選手が2選手から3選手になるというルール変更が行われたため、開幕5年目を迎えるBリーグでの戦い方は、大きく変化すると想定される。そこで、バスケットボールキングでは、B1全20チームのヘッドコーチにインタビューを行い、今シーズンの戦い方や目標などを聞いた。

 第7回は、開幕スタートダッシュに成功したものの、東地区最下位でシーズンを終えたレバンガ北海道宮永雄太ヘッドコーチ。2年間Wリーグで指導者として培った経験を、地元・北海道へどのように注入するのか。

インタビュー・文=吉川哲彦
取材日=2020年8月28日

――まずはHC就任の経緯を教えてください。
宮永 折茂武彦代表と話をする機会があり、自分の考えとクラブのビジョンが合致したので、ぜひチャレンジしたいという思いで契約に至りました。Wリーグの富士通レッドウェーブで2年間アシスタントコーチとして女子バスケットの細かさや難しさを学ばせていただきましたが、いずれは男子に戻ってコーチングをしたい気持ちがずっとあり、それがこのタイミングになりました。

――もともとレバンガにはどういうイメージをお持ちでしたか?
宮永 日本人選手と外国籍選手の調和がすごく取れている印象があったんですが、昨シーズンに限ってはそれが少し乱れてしまい、難しいシーズンになったのかなと思います。

――そういった反省もふまえてこのオフに選手補強をされたと思いますが、宮永HCの意見はどのくらい反映されているのでしょうか?
宮永 大きく反映していただいています。常にハードワークして、観てくださる方に『明日の頑張れを届ける』というクラブのモットーを大事にできて、遂行できること。わかりやすく言えば性格が大事だと思うので、そこを重視しました。

――その補強についてですが、日本人選手に関してはどんな印象ですか?
宮永 ハードワークできること、練習にしっかり取り組めることが大前提なので、葛原大智選手、牧全選手、玉木祥護選手の3人についてはその点を評価しています。また、プレー面でのコンセプトにもマッチすると考えています。

――外国籍選手にはどういったことを期待されていますか?
宮永 ジョーダン・テイラー選手は、ポイントガードとしてファーストプレーでアドバンテージを生むことで、相手の脅威になると考えました。次に、若くて走れる選手をターゲットとして、ニック・メイヨ選手にはオールラウンドな活躍を期待しています。そしてジャワッド・ウィリアムズ選手に関しては、シュート力はもちろんですが多くの経験がありますし、バスケットに対する姿勢がお手本になるというところも大事なポイントとして決め手になりました。

「これがレバンガ北海道だ」という何か心に響くものを届けたい

――レバンガをどういうチームにしたいと考えていますか?
宮永 まずは絶対にあきらめないこと、ハードワークすること。それをふまえて40分間激しいプレッシャーをかけるディフェンスと、人とボールが常に動く連動性のあるオフェンス。観ている人に「なんて気持ちいいバスケットなんだ」と、そう思ってもらえるようなチームを作ろうと考えています。

――チーム作りの上で宮永HCが大事にしていることは何ですか?
宮永 一番は、チームとしてこういうことをやっていくと決めたことを徹底すること。それが昨シーズンできなかったことだと捉えているので、今シーズンは徹底したいです。

――宮永HCは北海道出身で、レバンガでプレーされたこともあります。レバンガでHCキャリアのスタートを切ることはやはり大きな意味がありますか?
宮永 シーズンの半分だけプレーさせていただいた時も、多くの方からご声援をいただいたので、この地でHCとしてスタートできることは本当に特別な意味を持っています。道民性なのかもしれませんが、ファンの方々は優しいんですよね。その温かさに甘えるのではなく、恩返ししたいという気持ちは今すごく生まれてきています。

――それでは、今シーズンの目標を教えてください。
宮永 東地区で、自力でチャンピオンシップに進むこと。加えて、「これがレバンガ北海道だ」という何か心に響くものを届けたいと思っています。

――最後に、ブースターの皆さんへメッセージをお願いします。
宮永 今はとても難しい状況で、いろいろなご苦労や我慢があると思います。私たちもバスケットができるのは当たり前ではありません。機会をいただければ、皆さんに何か伝わるものを届けたい。ぜひお力をお貸しいただければと思います。

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