2020.10.20

シーホース三河、京都ハンナリーズともにポイントは新外国籍選手のフィット具合

1986年生まれ。バスケットボールのライターとして3x3が得意領域。国内外のトレンドを追い、競技の歴史を紡いでいます。5人制もbjリーグ時代から、Bリーグに至るまでカバー。また毎年の楽しみは代々木のALLDAYに行くこと。

京都ハンナリーズ vs シーホース三河(@ハンナリーズアリーナ)
10月21日 19時5分

 敵地で開幕からの連敗を「4」で止めた京都ハンナリーズ。今度は本拠地に地区1位のシーホース三河を迎えて、ホーム初勝利を目指す。

 京都は前節、大阪とのGAME1を制してシーズン初勝利をもぎとった。その原動力は2人の新戦力。合流して即先発した196センチのガード、レイヴォンテ・ライスが32得点6アシストをマーク。208センチのパワーフォワード、ジャスティン・ハーパーも11得点10リバウンドと攻守で活躍を見せた。特にライスの存在感が際立っており、チームの印象をガラリと変えたと言っていいだろう。

 一方、開幕からの連勝が「5」で止まった三河。前節の名古屋D戦、GAME2では第4クォーターに引き離されて今季初黒星を喫した。相手のドライブを軸としたオフェンスで守備が疲弊。198センチのガード、カイル・コリンズワースを投入するも反撃は振るなかった。211センチのシェーン・ウィティングトンも合流後、はじめての試合で存在感を見せることができず、改めてチームとして機能する難しさを垣間見た。

 とは言え、中2日でやってくる今節。三河は新しい選手を馴染ませながら、彼らのアドバンテージをどういかしていくのか。特に相手のキーマン、ライスを止めるために、コリンズワース、さらには前節、短時間で爪痕を残した高橋耕陽の役割は大きくなるのではないだろうか。対する京都は新外国籍選手たちがフィットすることを示して、自信をつけた。全員で粘り強く戦うことはもちろん、前節は大事な場面で活躍も失敗もあった細川一輝のステップアップも期待したい。

文=大橋裕之

■ロスター
・京都(ヘッドコーチ:小川伸也)
寺嶋良
會田圭佑
大庭岳輝
菅澤紀行
久保田義章
松井啓十郎
満田丈太郎
レイヴォンテ・ライス
石谷聡
細川一輝
ジャスティン・ハーパー
内海慎吾 ※インジュアリーリスト
永吉佑也
デイヴィッド・サイモン

・三河(ヘッドコーチ:鈴木貴美一)
川村卓也
柏木真介
カイル・コリンズワース
長野誠史
高橋耕陽
熊谷航
金丸晃輔
根來新之助
シェーン・ウィティングトン
加藤寿一
シェーファーアヴィ幸樹
ダバンテ・ガードナー

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