2020.10.20

攻守において上り調子の名古屋ダイヤモンドドルフィンズが攻撃力の高い広島ドラゴンフライズを迎え撃つ

2000年より、バスケットボール専門で取材活動中

名古屋ダイヤモンドドルフィンズ vs 広島ドラゴンフライズ(@ドルフィンズアリーナ)
10月21日19時5分

 前節では開幕から4連勝中のシーホース三河を相手に、2戦目で勝利した名古屋ダイヤモンドドルフィンズ。1戦目は互いにターンオーバーが少なく、シュートも高確率と、オフェンシブチーム同士のがっぷり四つの展開の中、名古屋Dは相手の得点源を止められず、最終的に5点差での惜敗となった。

 それでも2戦目は名古屋Dが第1クォーターの劣勢を前半のうちに挽回。第4クォーターにジャスティン・バーレルの攻守にわたる活躍で引き離して14点差の勝ちをものにした。
この試合では齋藤拓実が23得点を挙げるなど、1勝1敗とはいえオフェンス面は上々。その名古屋Dは今節、昨季B2で圧倒的なオフェンス力を見せた広島ドラゴンフライズと戦う。

 広島は、前節に川崎ブレイブサンダースと対戦し、1戦目はグレゴリー・エチェニケが6得点に封じられて完敗。2戦目はエチェニケが20得点と持ち直し、岡本飛竜の奮闘も光って接戦に持ちこんだが、最後の4分間にエチェニケのファウルアウトなどで主導権を明け渡し、2点及ばなかった。

 過去にB2から昇格してきたチームの例と比べると、広島はオフェンス面ではB1でも通用するところを見せているものの、1試合平均失点がリーグで2番目に多く、ディフェンス面ではB1の壁に苦しんでいる。対する名古屋Dとしては、今節もオフェンス力を見せつけたいところ。ただ、広島のオフェンス力を侮ってはならず、名古屋Dが連勝するためにはディフェンスでもB1の底力を発揮しなければならない。

文=吉川哲彦

■ロスター
・名古屋D(ヘッドコーチ:梶山信吾)
小林遥太
齋藤拓実
ジェフ・エアーズ
菊池真人
張本天傑
安藤周人
レオ・ライオンズ
中東泰斗
中務敏宏
笹山貴哉
ジャスティン・バーレル
木下誠
狩野祐介

・広島(ヘッドコーチ:堀田剛司)
ジャマリ・トレイラー
トーマス・ケネディ
朝山正悟
岡本飛竜
アイザイア・マーフィー
グレゴリー・エチェニケ
田渡凌
田中成也
荒尾岳
古野拓巳
谷口大智
森山修斗

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