2020.11.10

アルバルク東京は内容も問われる一戦、新潟アルビレックスBBは試合の入り方が重要

元バスケットボールキング編集部。主に国内バスケ(Bリーグ、高校・大学バスケ)を中心に取材活動中。バスケでオウンゴールしたことあります。

アルバルク東京 vs 新潟アルビレックスBB(@アリーナ立川立飛)
11月11日 19時5分

 アルバルク東京は前節、滋賀レイクスターズとのホームゲームを1勝1敗で終了。チームにとっては両日競り合いに持ち込まれ、課題が多く残る試合となってしまった。第1戦は同点で迎えた最終盤に田中大貴が値千金のジャンプショットをマーク。逆転を懸けた滋賀の最後の攻撃は、アレックス・カークのブロックショットがさく裂し2点差でモノにした。ルーキー小酒部泰暉が12得点、復帰して間もない小島元基が5アシストを記録したことは収穫と言えるだろう。

 だが、第2戦は80-87で黒星。前半を10点リードで折り返したものの、後半20分間は36-53と失速。前半10得点の田中大貴のシュートが落ちだすと、ジョーダン・ハミルトン狩俣昌也を中心に次々と得点を奪われ、最後まで相手外国籍選手のオフェンスを止められなかった。また、この試合ではデション・トーマスがデビュー。計11得点を記録したが、ダンクシュートを失敗する場面もあり、これから尻上がりに調子を上げたいところ。

 前節、新潟アルビレックスBB宇都宮ブレックスの守備を崩せずに力負けを喫した。中でも悔やまれるのは第1クォーターの出来だ。GAME1は14-35、GAME2では8-24と大きく穴を開けられ、GAME2の第2クォーター以降は互角の展開に持ち込んだだけに、今節は試合の入りに集中したい。

 一方、引き続きホームのA東京は、滋賀戦の内容を払拭するほどの試合でファンを安心させたい。チーム全体で気持ちをリセットし、もう一度自分たちの堅守を40分間貫けるか。

文=小沼克年

■ロスター
・A東京(ヘッドコーチ:ルカ・パヴィチェヴィッチ)
デション・トーマス
小島元基
安藤誓哉
ケビン・ジョーンズ
ザック・バランスキー
須田侑太郎
菊地祥平
竹内譲次
平岩玄
田中大貴
津山尚大
アレックス・カーク
小酒部泰暉 ※特別指定

・新潟(ヘッドコーチ:福田将吾)
マーク・セントフォート
星野曹樹
大矢孝太朗
五十嵐圭
柏倉哲平
石井峻平
納見悠仁
佐藤公威
ロスコ・アレン
池田雄一
林翔太郎
ジェイソン・ウォッシュバーン

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