2021.02.05

勝率で並んだ富山グラウジーズと秋田ノーザンハピネッツ、対照的な戦いを見せる両者のせめぎ合いは必見!

2000年より、バスケットボール専門で取材活動中

富山グラウジーズvs秋田ノーザンハピネッツ(@富山市総合体育館)
第1戦:2月6日18時5分 第2戦:2月7日13時5分

 今シーズンの東地区を盛り上げる両者が、勝率で並んだまま直接対決を迎えることとなった。前節までの全試合の得失点差により、順位の上では富山グラウジーズが上位だが、昨シーズンも一時台風の目となった秋田ノーザンハピネッツも地力は確実に増した。リーグ5番目という失点数の多さを同2位の得点数でカバーする富山と、得点が1試合平均80点に届かなくてもリーグで4番目に少ない失点数で挽回できる秋田。対照的な戦いぶりを見せる両者のせめぎ合いは必見だ。

 前節の富山は相手のアルバルク東京が本調子を取り戻しつつあった上、ジュリアン・マブンガの欠場で苦戦も予想されたが、1戦目は97得点でA東京を撃破した。ジョシュア・スミスが26得点14リバウンドに加え、8アシストとマブンガの穴を埋めるような働きを披露。2戦目は4点及ばず敗れたが、それでも86得点。スミスは31得点13リバウンドと完全にゴール下を制圧した。

 秋田も前節は西地区首位のシーホース三河という難敵との対戦だったが、2戦目に勝利。要所で細谷将司の3ポイントが決まり、守っては相手の3ポイントシュート成功数を4本に抑え、チーム全体で10スティール6ブロックと三河をシャットダウン。後半は相手にリードを許す時間も短く、危なげない試合運びだった。

 秋田はスミスに気を取られると外角シュートを浴びることになりかねず、特に前節2戦とも2ケタ得点の岡田侑大に対する警戒は不可欠。秋田がどのようなディフェンスを展開するかに注目したい。

 文=吉川哲彦

■ロスター
・富山(ヘッドコーチ:浜口炎)
リチャード・ソロモン
山口祐希
飴谷由毅 ※特別指定
阿部友和
水戸健史
宇都直輝
前田悟
松脇圭志
橋本晃佑
城宝匡史
ジュリアン・マブンガ
ジョシュア・スミス
岡田侑大

・秋田(ヘッドコーチ:前田顕蔵)
大浦颯太
細谷将司
野本建吾
アレックス・デイビス
伊藤駿
中山拓哉
長谷川暢
多田武史
保岡龍斗
ハビエル・カーター
カディーム・コールビー
古川孝敏

この試合の他の記事

BASKETBALLKING VIDEO