2021.03.05

壮絶な打ち合いも予想される一戦、勝利の鍵はディフェンスとリバウンド

元バスケットボールキング編集部。主に国内バスケ(Bリーグ、高校・大学バスケ)を中心に取材活動中。バスケでオウンゴールしたことあります。

富山グラウジーズvs千葉ジェッツ(@富山市総合体育館)
第1戦:3月6日18時5分 第2戦:3月7日13時5分

 12月に行われた第14節第2戦では、130−129とダブルオーバータイムまでもつれ込む打ち合いを繰り広げた富山グラウジーズ千葉ジェッツ。船橋アリーナでの前回対戦は千葉が連勝を収めており、富山は今回のホームゲームで千葉から初勝利を狙う。

 前節は敵地でアルバルク東京と対戦した富山。相手は田中大貴アレックス・カークの両エースが欠場したが、87−114と予想外とも言えるスコアで敗れた。試合は立ち上がりからジョシュア・スミスにボールを集めるも、なかなか得点に結びつかず。リバウンド数では試合をとおしてA東京の38本に対し23本しか奪えず後手に回ると、36本ものアシストを記録されて大量失点。スミスが計23得点、ジュリアン・マブンガは29得点をマークしたが、内容的には完敗となった。

 対する千葉は第25節が4月21日に組まれており、3月3日の平日ナイトゲームはなし。前々節の広島ドラゴンフライズ戦はともに100点ゲームで相手をねじ伏せた。リーグ戦中盤は不振にあえいでいた富樫勇樹も、5試合連続で2ケタ得点中と調子を取り戻してきている印象があり、それに比例するかのようにチームも4連勝中だ。

 富山と同等の攻撃力がありながらも、守備力も兼ね備える千葉は、ハードなディフェンスで相手の出鼻をくじきたい。現在東地区4位、同地区2位の千葉とは6勝差がついている富山は、前節からディフェンスを修正しリバウンドでも優位に立てるかが一つのポイント。A東京戦を欠場したリチャード・ソロモンが復帰できるかどうかも勝敗を左右するだろう。

文=小沼克年

■ロスター
・富山(ヘッドコーチ:浜口炎)
リチャード・ソロモン
山口祐希
飴谷由毅 ※特別指定
阿部友和
水戸健史
上澤俊喜 ※特別指定
宇都直輝
前田悟
松脇圭志
橋本晃佑
城宝匡史
ジュリアン・マブンガ
ジョシュア・スミス
岡田侑大

・千葉(ヘッドコーチ:大野篤史)
ジョシュ・ダンカン
富樫勇樹
コー・フリッピン
田口成浩
赤穂雷太 ※特別指定
大宮宏正
西村文男
シャノン・ショーター
大倉颯太 ※特別指定
佐藤卓磨
藤永佳昭
ギャビン・エドワーズ
セバスチャン・サイズ
ラシードファラーズ
原修太

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