2021.03.05

調子を上げる島根スサノオマジック、北川弘や山下泰弘らガード陣の動きがカギを握る

1986年生まれ。バスケットボールのライターとして3x3が得意領域。国内外のトレンドを追い、競技の歴史を紡いでいます。5人制もbjリーグ時代から、Bリーグに至るまでカバー。また毎年の楽しみは代々木のALLDAYに行くこと。

島根スサノオマジックvs宇都宮ブレックス(@松江市総合体育館)
第1戦:3月6日18時35分 第2戦:3月7日13時35分

 西地区で後半戦に入って勝ち星を積み上げる島根スサノオマジックが、東地区1位の宇都宮ブレックスに挑む。

 島根は1月にペリン・ビュフォードが戦列復帰してから、徐々に勝ち星を積み上げてきた。1月27日の大阪戦以降に限れば、勝率5割を越えている。その要因として挙げられるのが、上位勢と引けの取らないディフェンスリバウンドから、ビュフォードら機動力のある外国籍選手と日本人選手たちによるボールも人も動くオフェンスが機能していること。ターンオーバーを減らし、試合終盤のゲーム運びに安定感が出れば、地区上位に食い込む可能性は高い。

 一方、宇都宮ブレックスはリーグナンバーワンのディフェンスを武器に、東地区首位をキープする。誰が出ても強度が落ちず、悪い流れに直面しても交代で入るメンバーがそれを食い止める力がある。さらに、前々節のシーホース三河戦で比江島慎が怪我から復帰し、第2戦で10得点をマーク。特に後半、反撃を許しながらも逆転を許さなかったチームの中で、彼も欠かせない活躍を見せた。フルメンバーがそろったことで、あとはチーム力により一層の磨きをかけていきたい。

 今節、島根は失点につながるターンオーバーは避けたいところ。とりわけ堅守の宇都宮に対してボール運びのミスは大量失点につながるリスクがあり、北川弘山下泰弘の働きは重要になるだろう。対する宇都宮は、主導権を握るためにもリバウンドで競り勝ちたい。島根にオフェンスのスイッチを入れさせないためにも、抑えたいところ。

文=大橋裕之

■ロスター
・島根(ヘッドコーチ代行:河合竜児)
後藤翔平
橋本尚明
山下泰弘
北川弘
ペリン・ビュフォード
リード・トラビス
阿部諒
杉浦佑成
白濱僚祐
小阪彰久
デモン・ブルックス
ウィリアムスニカ
神里和

・宇都宮(ヘッドコーチ:安齋竜三)
田臥勇太
ジェフ・ギブス
LJ・ピーク
比江島慎
テーブス海
遠藤祐亮
竹内公輔
荒谷裕秀 ※特別指定
渡邉裕規
鵤誠司
ライアン・ロシター
喜多川修平
ジョシュ・スコット
星川堅信 ※特別指定

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