2021.03.23

苦境が続く滋賀レイクスターズ、同地区上位の大阪エヴェッサを破って今年ホーム初勝利を届けられるか

1986年生まれ。バスケットボールのライターとして3x3が得意領域。国内外のトレンドを追い、競技の歴史を紡いでいます。5人制もbjリーグ時代から、Bリーグに至るまでカバー。また毎年の楽しみは代々木のALLDAYに行くこと。

滋賀レイクスターズvs大阪エヴェッサ(@ウカルちゃんアリーナ)
3月24日19時15分

 今月はいまだ1勝と苦しむ西地区6位の滋賀レイクスターズが、ホームで同2位の大阪エヴェッサと対戦する。

 滋賀は、前節の富山グラウジーズ戦に敗れて2連敗。ただ、流れを呼び込む時間帯も多く、特に第1戦はB1トップクラスの得点力を持つ相手と撃ち合った。リバウンドや3ポイントシュートの成功数で強みを発揮し、ジョーダン・ハミルトンが今シーズンハイの43得点。試合終盤にはリードも奪った。しかし、自分たちの良さが出ている中で、土壇場のミスから失点して勝機を逃してしまったことは、もったいなかった。

 一方、大阪は前節レバンガ北海道との第2戦に敗れ、連勝が5でストップ。3クォーターを終えて20点差をつけたものの、最後の10分間で37失点を喫した。リバウンドでは勝ったが、相手のガード陣によるドライブに対してマークの受け渡しが甘く、再三にわたってコーナーから3ポイントシュートを被弾。ブーザービーターも同じやられ方をしてしまった。オフェンスで押し切った試合が続いていた中で、課題を浮き彫りにした印象だ。

 今節、滋賀はまず大阪のオフェンスを食い止めたい。昨年12月の対戦では96得点をしたものの、101失点で敗れている。前節の富山戦もハイスコアゲームで落としただけに、リバウンドで競り負けず、ゲームをコントロールして勝機を見出したいところ。対する大阪は、ディフェンスの修正が鍵を握る。相手は苦戦が続く状況ではあるものの、B1でべスト4に入る3ポイントシュート成功数を記録しているだけに、前節と同じやられ方はしたくない。

文=大橋裕之

■ロスター
・滋賀(ヘッドコーチ:ショーン・デニス)
ジョナサン・オクテウス
村上駿斗
狩俣昌也
ジョーダン・ハミルトン
晴山ケビン
今川友哲
アンガス・ブラント
野本大智 ※特別指定
伊藤大司
頓宮裕人
前田怜緒

・大阪(ヘッドコーチ:天日謙作)
伊藤達哉
エリエット・ドンリー
土屋アリスター時生
角野亮伍
藤本巧太
駒水大雅ジャック
高島紳司 ※特別指定
中村浩陸
橋本拓哉 ※インジュアリーリスト
合田怜 ※インジュアリーリスト
ディージェイ・ニュービル
アイラ・ブラウン
遠藤善
ギャレット・スタツ
ジョシュ・ハレルソン

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