高さで勝るサンロッカーズ渋谷、マカドゥや野口大介の活躍でレバンガ北海道から連勝狙う

小沼克年

フリーライター

■サンロッカーズ渋谷 vs レバンガ北海道（＠青山学院記念館）
第1戦：4月24日17時5分　第2戦：4月25日14時5分

　第33節から3連勝をマークし、チャンピオンシップ出場争いでワイルドカード1位に浮上したサンロッカーズ渋谷。今節のホームゲームの相手は、東地区最下位に沈むレバンガ北海道。今シーズンの対戦成績は2勝0敗なだけに、確実に白星をものにしたいところだ。

　SR渋谷は前節、横浜ビー・コルセアーズと対戦。その初戦は7点ビハインドでスタートした最終クォーターでチャールズ・ジャクソンが11得点、ライアン・ケリーが14得点と奮起し試合をひっくり返した。翌日は、第1戦で引き離された第3クォーターで22－10とやり返して14点差の勝利。ここ4試合でケリーが平均32得点と大暴れして好調を維持している。

　4月21日に試合がなかったSR渋谷に対し、北海道は千葉ジェッツと水曜に第25節を実施したが、序盤から6－20と突き放され最終スコア46－99で完敗。選手層で上回る相手に、リバウンドでは52対27とされ、2ポイントシュート成功率でも千葉の79.4パーセントに対し、わずか10本成功の27パーセントに抑え込まれた。

　9連敗となってしまった北海道。千葉同様、SR渋谷もインサイド陣が得点を引っ張っているため、勝利へはファイ・パプ月瑠、玉木祥護らがいかに体を張れるかが重要。3月の対戦では日本人選手の得点が伸びなかっただけに、全員が攻撃でも高い意識を持ちたい。

　CS進出へ連勝を狙うSR渋谷は、高さのアドバンテージを生かし試合を優位に進められるか。ジェームズ・マイケル・マカドゥやルーキーの西野曜、そして古巣との対戦となる野口大介の活躍に期待したい。

文＝小沼克年

■ロスター
・SR渋谷（ヘッドコーチ：伊佐勉）
関野剛平
 ベンドラメ礼生
 チャールズ・ジャクソン
 西野曜
 ジェームズ・マイケル・マカドゥ
 渡辺竜之佑
 野口大介
 広瀬健太
 石井講祐
 山内盛久
 ライアン・ケリー
 盛實海翔
 田渡修人