2021.04.23

千葉ジェッツvs横浜ビー・コルセアーズは、試合を組み立てるPG陣の働きが勝敗を左右

元バスケットボールキング編集部。主に国内バスケ(Bリーグ、高校・大学バスケ)を中心に取材活動中。バスケでオウンゴールしたことあります。

千葉ジェッツ vs 横浜ビー・コルセアーズ(@千葉ポートアリーナ)
第1戦:4月24日15時5分 第2戦:4月25日15時5分

 リーグ戦復帰後の千葉ジェッツは、サンロッカーズ渋谷川崎ブレイブサンダースに善戦しながらも3連敗。しかし、4月21日のレバンガ北海道戦でようやく勝利し、東地区2位をキープした。

 1カ月ぶりとなった船橋アリーナでの一戦は、序盤から主導権を握り99-46で完勝。第1クォーターをわずか6失点で乗り切ると、その後も各クォーター15失点以内に抑える堅守を披露した。攻めてはインサイド陣に加え、コー・フリッピンが16得点の活躍。全体の2ポイントシュート成功率では79.4パーセントと高い数字を残し、相手には10本しか2ポイントを許さなかった。

 今節の千葉は、ホーム会場を千葉ポートアリーナに移して横浜ビー・コルセアーズとの2連戦。その横浜も水曜日にゲームを消化し、アルバルク東京から初勝利を奪う見事な試合を見せた。

 この日は前半から劣勢となり、第3クォーター序盤で21点ビハインドを背負った。しかし、ここからオールコートプレスを仕掛けると、立て続けにミスを誘って連続得点。後半は55-35と相手を圧倒し、勝利をもぎ取った。

 千葉はここまで横浜に2連勝中。今後も水曜ゲームが続くため、北海道戦のようにディフェンスからペースを握り、タイムシェアを図っての勝利を目指したい。ただ、A東京戦で自信をつけた相手は一層注意が必要だ。富樫勇樹藤永佳昭西村文男は最後まで冷静に試合をコントロールすることを心掛けたい。

 2戦連続で強豪撃破を狙う横浜は、森井健太に期待。A東京戦では0得点ながら8アシストを記録して勝利を手繰り寄せた。チームは生原秀将がケガで残り試合欠場となってしまっただけに、今後は森井の働きがカギを握るだろう。

文=小沼克年

■ロスター
・千葉(ヘッドコーチ:大野篤史)
ジョシュ・ダンカン
富樫勇樹
コー・フリッピン
田口成浩
赤穂雷太 ※特別指定
大宮宏正
西村文男
シャノン・ショーター
大倉颯太 ※特別指定
佐藤卓磨
藤永佳昭
ギャビン・エドワーズ
セバスチャン・サイズ
ラシードファラーズ
原修太

・横浜(ヘッドコーチ:カイル・ミリング)
パトリック・アウダ
ケドリック・ストックマン・ジュニア
ロバート・カーター
レジナルド・ベクトン
森川正明
アキ・チェンバース
森井健太
秋山皓太
竹田謙
須藤昂矢
エドワード・モリス
生原秀将
小原翼

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