2021.05.09

好ゲーム必至のレギュラーシーズン最終戦、弾みをつけてCSへ進むのはどちらか

元バスケットボールキング編集部。主に国内バスケ(Bリーグ、高校・大学バスケ)を中心に取材活動中。バスケでオウンゴールしたことあります。

千葉ジェッツ vs サンロッカーズ渋谷(@船橋アリーナ)
5月10日18時5分

 千葉ジェッツ川崎ブレイブサンダースとの東地区2位争いを制し、チャンピオンシップクォーターファイナルのホーム開催権を獲得した。

 5月8日、CSホーム開催まであと1勝に迫っていた千葉は、敵地で秋田ノーザンハピネッツと対戦。第1クォーターから富樫勇樹が8得点3アシストを挙げて流れを引き寄せると、守備も機能し42−28で試合を折り返す。後半も主導権を握り続け、最終的に28点差の圧勝。リバウンドでは26本もの差をつけ、計45本獲得したフリースローからは35得点を稼いで8連勝をマークした。

 10日の試合は船橋アリーナでのレギュラーシーズン最終戦。千葉の相手はこの一戦でワイルドカードの順位が決定するサンロッカーズ渋谷だ。SR渋谷は今回勝利すればワイルドカード上位が確定し、CS初戦は琉球ゴールデンキングスと、負ければ宇都宮ブレックスが相手となる。

 チームは第36節の川崎戦で連敗。ともに100点を超えた失点が敗因となったが、初戦はペイントエリアを支配されたのに対し、第2戦では計14本の3ポインシュートを浴びたのが響いた。

 千葉とSR渋谷の今季の対戦成績は、2勝1敗でSR渋谷がリード。いずれも最後までもつれる接戦となっており、今回も好ゲームが予想される。千葉は過去2戦で試合を決められ、前回対戦時では第4クォーターだけで21得点を許したライアン・ケリーを抑えることが必須。対するSR渋谷は、川崎戦からどこまで守備が修正できているか。川崎同様、千葉もインサイド陣が強みなだけに、ゴール下の主導権争いが勝敗を分けそうだ。

文=小沼克年

■ロスター
・千葉(ヘッドコーチ:大野篤史)
ジョシュ・ダンカン
富樫勇樹
コー・フリッピン
田口成浩
赤穂雷太 ※特別指定
大宮宏正
西村文男
シャノン・ショーター
大倉颯太 ※特別指定
佐藤卓磨
藤永佳昭
ギャビン・エドワーズ
セバスチャン・サイズ
ラシードファラーズ
原修太

・SR渋谷(ヘッドコーチ:伊佐勉)
関野剛平
ベンドラメ礼生
チャールズ・ジャクソン
西野曜
ジェームズ・マイケル・マカドゥ
渡辺竜之佑
野口大介
広瀬健太
石井講祐
山内盛久
ライアン・ケリー
盛實海翔
田渡修人

この試合の他の記事

BASKETBALLKING VIDEO