【横浜vs三河】6連勝中の三河に対し、古巣を迎え撃つ生原・森川が白星を呼び込めるか

■横浜ビー・コルセアーズ vs シーホース三河（＠横浜国際プール）
第1戦：11月6日15時5分第2戦：11月7日14時5分

　過去5シーズンの戦績を考えれば、開幕月を5勝4敗と勝ち越したことは横浜ビー・コルセアーズにとって上々の滑り出しと言えるだろう。今シーズン最初の平日開催となった前節の秋田ノーザンハピネッツ戦は、相手が高さのある外国籍選手2人を欠いたアドバンテージを生かし、ロースコアゲームを制した。順位は東地区6位だが、首位グループの4チームとは星1つの差という好位置。ただ、今節の前に行われた天皇杯3次ラウンドでB2香川ファイブアローズに逆転負けを喫し、勢いが失われてしまう不安もある。

　勢いという点では、現在6連勝中のシーホース三河に分がある。前節の茨城ロボッツ戦は終始接戦だったが、第4クォーター終盤に長野誠史が3連続3ポイントシュートで勝負を決めた。今シーズンは新しい戦術を導入しているが、ここまではそれがよく機能している印象があり、西地区2位という好成績に結びついている。天皇杯は4次ラウンドからの出場となるため前節の後は試合がなく、休養十分で今節に臨める点も有利だ。

　横浜は天皇杯でアップセットを許したショックを払拭する意味でも、今節は改めてチャレンジャー精神に立ち返る必要がある。そのキーマンとなるのはやはり、古巣を迎え撃つ森川正明と生原秀将。特に、昨シーズンの直接対決でラストショットを託されながら決めることができなかった森川は期するものがあるはずだ。チームに勝利を呼び込む選手になれるかどうか、森川の心意気が試される。

文＝吉川哲彦

■ロスター
・横浜（HC：青木勇人）
パトリック・アウダ
 レイトン・ハモンズ
 ジェイコブス晶 ※特別指定
レジナルド・ベクトン
 古牧昌也
 森川正明
 阿部龍星
 大庭岳輝
 土屋アリスター時生
 森井健太
 須藤昂矢
 エドワード・モリス
 生原秀将