2021.10.26

【三河vs茨城】新旧戦力がうまく融合している三河、ホームで連勝継続なるか

1986年生まれ。バスケットボールのライターとして3x3が得意領域。国内外のトレンドを追い、競技の歴史を紡いでいます。5人制もbjリーグ時代から、Bリーグに至るまでカバー。また毎年の楽しみは代々木のALLDAYに行くこと。

シーホース三河 vs 茨城ロボッツ(@ウィングアリーナ刈谷)
10月27日19時5分

 接戦をモノにし5連勝で西地区2位につけるシーホース三河がホームで、B1初昇格の茨城ロボッツと対戦する。

 三河は接戦の強さが光る。過去5戦のうち3戦が2点差の逆転勝ちで、前節の新潟アルビレックスBBとの第2戦ではダバンテ・ガードナーが終了間際に決勝点をねじ込んだ。
それを可能にするのが粘り強いディフェンスと、球際の強さだ。新戦力の西田優大長野誠史らが好守を発揮し、ディフェンスリバウンドは全員で奪いとる。B1で4番目に多い数字を残すが、リバウンドの個人ランキングでトップ10入りは誰もおらず、新旧戦力の融合が良い流れを生む。

 一方、茨城ロボッツは前節の三遠ネオフェニックスとの第1戦でB1初勝利を挙げた。エリック・ジェイコブセンの29得点を筆頭に、出場した11選手中10選手が得点を記録。リバウンドで圧倒し、ペイントエリアを攻めてからアウトサイドのショットへつなげる流れの良い攻撃が生まれたことも功を奏した。ただ、第2戦は相手に対応されて2連勝とはならず。ここまでフィールドゴール成功率はB1ワーストの40.4パーセントだけに、B1のディフェンスに慣れることが喫緊の課題だろう。

 三河は今節、茨城の攻撃をしっかりと止めたいところ。相手はB1のディフェンスに苦しんでいるが、B2時代から流れの中から攻め込む展開は得意なだけに警戒したい。対する茨城は、アジア特別枠の新戦力であるハビエル・ゴメス・デ・リアニョの出場に期待がかかる。195センチのフィリピン代表選手が、攻防の起爆剤として、2勝目の力になれるか注目だ。

文=大橋裕之

■ロスター
・三河(HC:鈴木貴美一)
柏木真介
細谷将司
カイル・コリンズワース
長野誠史
ジェロード・ユトフ
根來新之助
角野亮伍
西田優大
橋本晃佑
シェーファーアヴィ幸樹
ダバンテ・ガードナー

・茨城(HC:リチャード・グレスマン)
遥天翼
福澤晃平
西川貴之
多嶋朝飛
チェハーレス・タプスコット
中村功平
髙橋祐二
マーク・トラソリーニ
エリック・ジェイコブセン
ハビエル・ゴメス・デ・リアニョ
平尾充庸
鶴巻啓太
谷口大智

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