2021.10.26

【富山vs大阪】開幕8連敗の富山、大阪撃破へはゴール下での奮起が必須

2000年より、バスケットボール専門で取材活動中

富山グラウジーズ vs 大阪エヴェッサ(@富山市総合体育館)
10月27日19時5分

 昨シーズンは開幕から快進撃を続けてチャンピオンシップに進出した富山グラウジーズが、戦力の入れ替わりがあったとはいえ今シーズンは開幕8連敗。前節は昨シーズンCSで行く手を遮られた琉球ゴールデンキングス戦とあって期するものもあったはずだが、第1戦はリードを許す展開から第4クォーター終盤に一度は追いつきながらも最後はかわされ、第2戦は第4クォーター序盤に得た最大12点のリードを守りきれなかった。ただ、前々節にデビューしたドワイト・ラモスが2戦とも2ケタ得点と結果を残し、今後に希望を持たせている。

 開幕から3節連続で1勝1敗だった大阪エヴェッサは初の同一カード連勝を目指すはずが、前節は信州ブレイブウォリアーズに連敗を喫してしまった。第4クォーター残り28秒に決勝点を許して第1戦を落とすと、第2戦は後半に59失点。2戦を通じて高確率の3ポイントシュートを許すなど相手の強みを消せなかったうえ、日本人選手の得点力でも差がついた。第2戦ではリバウンドもわずか19本。サイズのあるチームとしては深刻な数字と言っていい。

 富山としては、そういった大阪の弱点をしっかり突きたいところだ。まずは、被ファウル数の少ない大阪にフリースローでの得点を与えないことが第一。その上でジュリアン・マブンガジョシュア・スミスが相手のファウルを誘い、フリースローの得点で差をつけたい。そこに目下売り出し中の上澤俊喜ら日本人選手の得点が上積みされると勝利が近づいてくる。

文=吉川哲彦

■ロスター
・富山(HC:浜口炎)
小野龍猛
山口祐希
飴谷由毅
ブライス・ジョンソン
阿部友和
水戸健史
上澤俊喜
宇都直輝
松井啓十郎
ドワイト・ラモス
ジュリアン・マブンガ
晴山ケビン
ジョシュア・スミス

・大阪(HC:天日謙作)
青木龍史
ケドリック・ストックマン・ジュニア ※特別指定
エリエット・ドンリー
ジャワラジョセフ
ザック・モーア
中村浩陸
橋本拓哉 ※インジュアリーリスト
竹内譲次
合田怜
カイル・ハント
ディージェイ・ニュービル
木下誠
アイラ・ブラウン
ペリー・エリス

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