【島根vs京都】島根が爆発力のあるオフェンスで押し切るか、京都が粘り強く守り抜くか

大橋裕之

フリーライター

島根スサノオマジック

100

2021.10.27 19:35 T.O.
試合終了
松江市総合体育館

京都ハンナリーズ

■島根スサノオマジック vs 京都ハンナリーズ（＠松江市総合体育館）
10月27日19時35分

　前節3連敗を回避した島根スサノオマジックは、4試合ぶりのホームゲーム。京都ハンナリーズを撃破し、再び弾みをつけられるか。

　トランジションオフェンスを武器に上々の滑り出しを見せた島根だったが、前々節の大阪エヴェッサとの第2戦、前節の横浜ビー・コルセアーズとの第1戦に敗れ2連敗。横浜との第2戦こそ後半にリバウンドで圧倒して相手をねじ伏せたが、ボールを止められると1対1で打開する場面が増え始めたうえ、ディフェンスでもミスが多く、失点を重ねる課題が出てきた。個々の力はあるだけに、チームとして連携をどう磨いていくか。

　一方、京都は5連敗と苦しい状況。うち4戦は得点源のデイヴィッド・サイモンを欠く状況だった。それでも、その穴を埋めるべく全員でカバーする姿も印象的で、前節の広島ドラゴンフライズとの第2戦は敗れたものの、延長戦まで持ち込む粘りを見せている。第4クォーターを10点に抑えると、移籍後に初先発した加藤寿一は11得点をマーク。新戦力のジェローム・ティルマンも攻防両面で力になった。キャプテンの満田丈太郎も復帰し、第1戦では17得点の活躍。手負いの状況だが、それを挽回する結束力がチームにはありそうだ。

　今節のポイントはディフェンスだろう。島根は京都の鈴木達也とジャスティン・ハーパーのホットラインを軸に、全員で攻め込む相手の攻撃を食い止められるか。対する京都はサイモンの不在が見込まれるが、島根にプレッシャーをかけ、ボールの動きを停滞させられるか。金丸晃輔には満田や細川一輝がボールを持たせないよう、圧力をかけたい。

文＝大橋裕之

■ロスター
・島根（HC：ポール・ヘナレ）
後藤翔平
 ペリン・ビュフォード
 安藤誓哉
 ニック・ケイ
 山下泰弘
 北川弘
 リード・トラビス
 阿部諒
 金丸晃輔
 白濱僚祐
 小阪彰久
 ウィリアムスニカ