2021.12.02

【A東京vs川崎】1勝差で迎える東地区首位攻防戦、リバウンド争いが勝敗を左右

元バスケットボールキング編集部。主に国内バスケ(Bリーグ、高校・大学バスケ)を中心に取材活動中。バスケでオウンゴールしたことあります。

アルバルク東京 vs 川崎ブレイブサンダース(@アリーナ立川立飛)
第1戦:12月4日17時5分 第2戦:12月5日15時5分

 今節の好カードは、アルバルク東京川崎ブレイブサンダースによる東地区首位攻防戦。現在、1勝差で川崎を追うA東京は本拠地のアリーナ立川立飛で連勝を狙う。

 両チームはともに白星を獲得して中断期間へ入り、12月1日には一発勝負の天皇杯4次ラウンドに臨んだ。同ラウンドで大阪エヴェッサと対戦したA東京は第2クォーターに23-9と突き放すと、そのまま優位に試合を進め、79-64で勝利。ディージェイ・ニュービルに22得点を奪われたが、セバスチャン・サイズが22得点16リバウンドを記録した。

 1日の試合で富山グラウジーズを迎え撃った川崎も、A東京同様に第2クォーターで失点を1ケタに抑えることに成功。シュート精度は振るわなかったものの、各選手がバランス良くスコアを重ね、70-58で試合を制した。

 この結果、天皇杯のクォーターファイナルでも両者の対戦が実現したが、まず重要なのは今節の2連戦だ。ホームのA東京としては、現時点で川崎よりも上回るディフェンス力とリバウンドで主導権を握りたいところ。川崎としても、富山戦ではブライス・ジョンソンに23本のリバウンドを取られているだけに修正が必要と言える。勝敗を左右する今回のキーマンは、毎試合のように複数のオフェンスリバウンドをもぎ取るセバスチャン・サイズだ。リーグを代表するリバウンダーがいつもどおりの働きをするか、それとも川崎のインサイド陣が抑え込むか。ゴール下は、激しい肉弾戦となるだろう。

文=小沼克年

■ロスター
・A東京(HC:ルカ・パヴィチェヴィッチ)
小島元基
ジョーダン・テイラー
吉井裕鷹
安藤周人
ザック・バランスキー
セバスチャン・サイズ
菊地祥平
平岩玄
ライアン・ロシター
田中大貴
笹倉怜寿
アレックス・カーク
小酒部泰暉

・川崎(HC:佐藤賢次)
藤井祐眞
篠山竜青
増田啓介
前田悟
鎌田裕也
綱井勇介
ニック・ファジーカス
マット・ジャニング
熊谷尚也
長谷川技
パブロ・アギラール
ジョーダン・ヒース

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