2022.03.24

【三遠vs島根】三遠はディフェンスで粘れるか、島根は総力戦で乗り切りたい

1986年生まれ。バスケットボールのライターとして3x3が得意領域。国内外のトレンドを追い、競技の歴史を紡いでいます。5人制もbjリーグ時代から、Bリーグに至るまでカバー。また毎年の楽しみは代々木のALLDAYに行くこと。

三遠ネオフェニックス vs 島根スサノオマジック(@浜松アリーナ)
第1戦:3月26日18時5分 第2戦:3月27日14時5分

 三遠ネオフェニックスが復調の兆しを見せている。順位こそ西地区最下位のままだが、直近4戦は3勝1敗と白星が先行中だ。

 清水太志郎アシスタントコーチがヘッドコーチ代行に昇格して以降、課題のディフェンスが改善された。前節の広島ドラゴンフライズ戦は新型コロナウイルスの影響で中止となったが、前々節の横浜ビー・コルセアーズ戦は第2戦で13本のスティールを奪い、失点を今シーズン2番目に少ない68点に抑えた。

 同地区2位の島根スサノオマジックに対しても、好守からいい流れを引き寄せることができるか。特に一昨シーズン、島根でプレーしたロバート・カーターに注目だ。横浜との第2戦は10リバウンド5スティールとディフェンスで活躍を見せただけに、今節でも注目が集まる。

 一方の島根は前節、新潟アルビレックスBBを77-62で破り、4連勝を達成した。第1クォーターこそ15-23と先行されたが、第2クォーターにディフェンスからリズムを取り戻して逆転。ニック・ケイがチームトップとなる24得点11リバウンド、安藤誓哉も22得点と主力が活躍した。

 島根はリード・トラビス金丸晃輔の復帰が待たれる中、連勝更新と初のチャンピオンシップ進出へ近づくためにはビュフォード、安藤、ケイの活躍が必要不可欠。出場時間が3戦連続で35分を越える3人だけに疲労も懸念されるが、総力戦で乗り切りたい。

文=大橋裕之

■ロスター
・三遠(HC代行:清水太志郎
サーディ・ラベナ
ロバート・カーター
太田敦也
杉浦佑成
岡田慎吾
ジャスティン・ノックス ※インジュアリーリスト
松脇圭志
常田耕平 ※特別指定
エリアス・ハリス
田渡凌
マックス・ヒサタケ
半澤凌太
津山尚大
津屋一球
山内盛久

・島根(HC:ポール・ヘナレ)
後藤翔平
ペリン・ビュフォード
安藤誓哉
ニック・ケイ
山下泰弘
北川弘
リード・トラビス
阿部諒
金丸晃輔
白濱僚祐
小阪彰久
ウィリアムスニカ

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