2022.09.05

A東京新体制で初のプレシーズンマッチ…ミスからの失点で初戦は広島に敗れる

チームハイの22得点をマークしたA東京の安藤 [写真提供]=アルバルク東京
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 9月4日、府中トヨタスポーツセンターにおいて、アルバルク東京広島ドラゴンフライズのプレシーズンマッチが開催。A東京はデイニアス・アドマイティスヘッドコーチ新体制のもと、初の対外試合となった。

 A東京はジャスティン・コブス田中大貴小酒部泰暉ライアン・ロシターアレックス・カーク、広島は青木保憲辻直人佐土原遼ドウェイン・エバンスケリー・ブラックシアー・ジュニアがそれぞれのスタートファイブ。A東京のコブス、広島のエバンス、ブラックシアーの3人が今シーズンの新加入選手が初戦から先発に名を連ねた。

 A東京はティップオフ直後は互角の展開を見せるも、パス交換などでしばしばファンブルを見せるなど、コンビネーションの部分で不安を見せる。加えて、広島の内外のバランスの取れたオフェンスに手を焼く。特に、辻、朝山正悟船生誠也の3ポイントシュートを的確に決められ、第1クォーターは18−25とビハインドを背負う。

 第2クォーター、A東京は東京はシュートが外れても、オフェンスリバウンドでつないで次第にリードを縮めていく。ディフェンスの強度も上がり安藤周人がスティールからボースハンドダンクを決めるなどして追撃。前半を40−42と1ゴール差で折り返した。

 後半開始早々、A東京はカークがゴール下でバスカン、ロシターがオフェンスリバウンドをねじ込むが、辻、ニック・メイヨ、佐土原に決められ逆にリードを広げられる。第3クォーターの終盤、コブス、藤永佳昭を同時にコートに入れ、新しいシステムを試す場面もあった。

来日して1週間で試合に出場したコブス [写真提供]=アルバルク東京


 65−69で迎えた最終クォーター、主導権を渡さない広島に2桁リードを奪われるが、A東京はゴール下の合わせやオフェンスリバウンドで粘って攻撃チャンスを増やして追撃。残り2分4秒、72−77とリードを5点差まで縮める。A東京は安藤がこの試合6本目となるスリーを決めるも逆転までには至らず。A東京はプレシーズンマッチを黒星でスタートした。

 個人スタッツでは、A東京は安藤がチームハイの22得点をマーク。田中が16得点と続き、ロシターが10点10リバウンドのダブルダブルを達成した。対する広島はメイヨが22得点とチームハイを記録(リバウンドは8本)、新加入のブラックシアーが16得点、エバンスが15得点を続いていた。

■試合結果
アルバルク東京 75−83 広島ドラゴンフライズ
A東京|18|22|25|10|=75
広島|25|17|27|14|=83

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