2022.09.05

プレシーズンマッチでの初陣を終えたA東京のアドマイティスHC「修正点はディフェンス」

日本での初陣に臨んだデイニアス・アドマイティスHC [写真提供]=アルバルク東京
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 アルバルク東京は9月4日、Bリーグ2022-23シーズンの開幕へ向け、トヨタ府中スポーツセンターにて広島ドラゴンフライズとのプレシーズンマッチを開催した。

 デイニアス・アドマイティス氏が新たなヘッドコーチとして就任したA東京は、18-25で第1クォーターを終えるも、連続3ポイントシュートや速攻からのダンクで一気に2点差まで詰めて試合を折り返す。しかし、第3クォーター序盤に2ケタ点差に広げられると、その後は点差を詰めるも逆転には至らず、最後は75-83で敗れた。

 日本での初陣に臨んだアドマイティスHCは、「プレシーズン最初のゲームでアップダウンがかなりあった試合展開でした。今日の反省点は、トランジションで簡単に得点を与えてしまったことと、オフェンスリバウンドを取られ、セカンドチャンスからかなり得点を取られたことです。ここはしっかりと修正していくべきポイントだと感じています」と試合後に振り返った。

 プレシーズン初戦ということもあり、指揮官は細かい戦術を重視するのではなく、基礎の部分である「ボックスアウトの徹底や、オフェンスでしっかり走ること、ディフェンスではトランジションでハリーバックすること」などに要点を置いたという。

 敗戦の原因として「ターンオーバーからの失点が響いた」とも語ったが、まだチームが動き出して間もない現状では「自然なことだと思う」とコメント。「長年A東京でやっていたプレーヤーもいるので、システムががらっと変わって、噛み合っていない部分も見られますが、練習と試合を重ねて良くなってくると思います。オフェンスではそんなに問題はないと思いますが、今日の修正点のメインはディフェンスです」。

 また、今シーズンもキャプテンに就任した田中大貴について聞かれると、「田中は基本的にはシューティングガードで起用しますが、対戦相手によっては、1・2・3番とスライドも考えています。ボールマンとしても技術は非常に高いので、2番でどんどん得点を稼いでほしいです」と期待を寄せた。

広島戦では16得点4アシストを挙げた田中大貴 [写真提供]=アルバルク東京

 現在はチーム全体の「コンディションレベルをしっかりと保つこと」を重視していると話すアドマイティスHC。新シーズンまで約1カ月となったが、開幕戦ではどのような新生・アルバルク東京が見られるのだろうか。

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