2023.01.19

Bリーグが来季から選手登録制度『U22枠』を新設…ユース出身選手が対象

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 Bリーグは1月19日、理事会に関するメディアブリーフィングを実施。2023-24シーズンに新たな選手登録制度『U22枠』を新設することを発表した。

 U22枠はBリーグのユース(U15、U18)チーム出身選手が活用できる制度。U22枠としてBリーグのチームに登録された選手は大学に通いつつ、報酬を受け取れるプロ契約を結んでBリーグの舞台でプレーできる。中長期的な強化に資する制度にするため、契約は複数年のみとなる。Bリーグの島田慎二チェアマンは「前向きに考えているのは3年契約。1年間は大学に行って、2年次からそういう判断(U22枠としてBリーグでプレー)に踏み切ると。2、3、4年次という大学3年間でこの制度を使ってプレーすることを基本路線として議論しています」と話した。

 U22枠で登録できるのは「基本的に出身クラブ」が対象。他クラブへの移籍は可能だというが、「基本的には育ったクラブで活躍できることを推奨するような仕組みにしていきたい」と話し、新設の意図を明かした。

「ユースチームの魅力を高めていくためにこういう制度を作ったという意味もありますが、何よりもその制度でチャンスを増やして、低い年齢で高いレベルの試合をチャレンジできるようにしていきたい」

 大学のバスケットボール部に籍を置いたままBリーグの試合に出場できる特別指定制度と異なり、大学在学中にU22枠へ登録した場合、基本的に再び大学の試合に出場できない。「大学に戻ることは想定していないですね。ただ、その時、協議をすればOKなのか、それはNGなのか、本人の意思を尊重するのか。そこのルールも含めて、今日もいろいろな意見が出ました。これからです」と未確定な部分も多いようで、詳細は全クラブの社長が集まる実行委員会で議論を重ねていくようだ。

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