サンロッカーズ渋谷は1月30日、オフィシャルパートナーである株式会社LIXIL、S-SAP（シブヤ・ソーシャル・アクション・パートナー）協定締結企業であるシダックス株式会社とともに、『ユニバーサル・ラン<かけっこ教室＆ダンス教室>』を実施した。

　渋谷区立神宮前小学校で実施されたイベントには、同校の小学1〜3年生総勢45名の児童が参加し、前半はパラリンピック陸上競技の池田樹生氏（デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム株式会社）によるかけっこ教室を、後半ではSR渋谷のチア『サンロッカーガールズ』のSAKI、ASUKA、YUMEKAによるダンス教室を体験した。

　児童たちは最初、義足アスリートを目の前に少し緊張の面持ちだったが、池田氏の話を聞いたり、実際に走ったり、交流していくなかで徐々に打ち解け、汗をかいてはしゃぐ姿も見られた。後半のダンス教室では、『サンロッカーガールズ』に教わりながら難易度の高いダンスにも挑戦し、最後にはグループごとにダンスの成果を披露。発表時には手拍子をしたり、最後のポーズが決まると会場からは大きな拍手が起こった。

総勢45名の児童が、かけっこ教室とダンス教室を体験した[写真提供]＝株式会社LIXIL

　イベント終了後、参加した児童は「自分の得意なこと（ケンケン）が早く走るのに役に立つことを初めて知った。もっと早く走れるようになりたい」とイベントでの学びについて話すと、「ダンスは少し難しかったけど、ジャンプしたり、リズムを取ったり動きが楽しかった」と感想を語った。

　同イベントは渋谷にホームタウンを置き、渋谷区内で積極的に活動を行うSR渋谷と、未来を担う子どもたちが自ら考え行動を起こすことを目的に、全国の小学校で義足アスリートによる『ユニバーサル・ラン<スポーツ義足体験授業>』など様々な出前授業を展開するLIXIL、シダックスの事業会社で渋谷区内の放課後クラブを運営するシダックス大新東ヒュ―マンサービス株式会社が、各々のノウハウを生かして立ち上げた共同プログラムだ。

　3社が密に連携して、誰もが自分らしく生き生きと暮らし続けられる環境について考え、SDGsの目標4「質の高い教育をみんなに」、10「人や国の不平等をなくそう」、11「住み続けられるまちづくりを」、17「パートナーシップで目標を達成しよう」の達成への貢献を目指す。

　今後も渋谷区内の小学校の放課後クラブにてイベントを開催し、子どもたちにプロアスリートとの交流の場と、自分の知らなかった世界を知る機会を提供していく。