2024.01.24

「日本代表になるために」大学退部しプロ入り…期待の大型PGが宇都宮入団会見で思い語る

昨シーズンは宇都宮の特別指定選手として3試合に出場していた小川敦也[写真]=B.LEAGUE
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 1月23日、宇都宮ブレックスが公式YouTubeチャンネルで、先日特別指定選手としての加入が発表された筑波大学3年の小川敦也の入団会見を公開した。

 現在大学3年生で21歳の小川は、190センチ84キロのポイントガード。洛南高校から筑波大学に進学すると、1年次からプレータイムを獲得し、昨年末に開催されたインカレでは全5試合に先発出場して1試合平均15.6得点7.6リバウンド5.8アシストをマーク。チームの3位進出に大きく貢献し、優秀選手賞、アシスト王、MIPを受賞した。宇都宮には昨シーズンも特別指定選手として在籍していたが、今回は筑波大学バスケットボール部を退部し、大学3年生ながらプロ選手としてのキャリアをスタートさせることになった。

 小川は会見冒頭に「吉田先生をはじめ、筑波大学の関係者の皆さん、自分の決断を理解し、背中を押していただきありがとうございます。そして、日頃から応援していただいているファンの皆さん、今回オファーをいただいた他のチームの皆さん、ありがとうございます」とプロ入りをサポートしてくれた周囲への謝辞を述べ、「日本代表になるためにこのような決断をしました。目標は日本代表になることです」と宣言。「選手としては、長身でポイントガードをできることが自分の強みだと思っているので、そこを生かせるような選手になりたいと思います」と理想像も口にした。

 昨年は特別指定選手として宇都宮でプレーしたほか、有望株が集う日本代表ディベロップメントキャンプにも参加したが、ハイレベルな環境に身を置くことで「自分の実力の無さを痛感した」ようで、「日本代表のアシスタントコーチである佐々ヘッドコーチをはじめ、素晴らしいスタッフの方々のもとでプレーしたいと思ったことと、素晴らしい経験と実力のある選手が揃っているブレックスでプレーし、学びながら切磋琢磨することが日本代表に近づくと思った」と、宇都宮に入団することを決めた理由も明かした。

 憧れの選手でもある比江島慎と再びチームメートになり、「盗めるところは全て吸収して、自分の成長につなげられたら」と貪欲な小川。パリ2024オリンピック日本代表入りの可能性も視野に入れつつ、「すぐに試合に出ることは難しいかもしれませんが、少しでもチームの力になれるように頑張っていきたいと思います」と力を込めた。

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