2023.02.20

代表合宿で新たな刺激を受ける大型PGの小川敦也「毎日ついていくのが必死です」

代表合宿に参加している小川[写真提供]=日本バスケットボール協会
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 2月19日、「FIBAバスケットボールワールドカップ2023 アジア地区予選」Window6に向けた男子日本代表の直前合宿に参加している小川敦也(筑波大学/宇都宮ブレックス)がオンライン会見を行った。

 高崎アリーナで開催されるWindow6では、23日にイラン代表、26日にバーレーン代表と対戦する日本代表。190センチのポイントガードである小川は、6日から10日にかけて開催されたディベロップメントキャンプで存在感を発揮し、A代表へと追加招集された。

 大学2年生と若さあふれる小川は、「素直にうれしいです。日本のトップレベルの選手たちに毎日ついていくのが必死です。ディフェンスもフィジカルもそうですし、オフェンスでブレイクするのにも一つひとつが大変で、とても刺激を受けてます」と合宿の感想を語った。

 特別指定選手として宇都宮でもプレーしており、Bリーグでの経験も積んでいるが「ドライブは通用するのかなと思いましたが、安易なターンオーバーは減らしていきたいです」と手応えに加え、自身の課題についても触れた。

サイズのあるポイントガードとして期待がかかる小川[写真提供]=日本バスケットボール協会

 合宿には富樫勇樹千葉ジェッツ)、河村勇輝横浜ビー・コルセアーズ)、テーブス海滋賀レイクス)と3人の先輩ポイントガードがいるが、「3人とも自分にないものを持っている」と語ると、「ペイントアタックして、素晴らしいシューター陣を生かせるようにしたいです」と意気込んだ。

 小川が以前から憧れの選手として名前を挙げていた比江島慎(宇都宮)とは、特別指定選手としてだけでなく、日本代表としても今回の合宿で一緒にプレーすることとなった。「自分からグイグイいって仲良くしています」と積極的に比江島とコミュニケーションを取っているという小川だが、今の状況は「夢みたい」だと素直な心境を明かした。

「ブレックスで試合に出ていることも夢みたいな感覚だったのですが、今度は日本代表でも一緒にやることができて、本当に感慨深いです。自分はこういう舞台だと緊張してしまうのですが、比江島さんには『思い切ってやれ』と言ってもらいました」

 世界とのミスマッチの穴を埋めることができるポイントガードとして期待が寄せられる小川は、憧れの先輩とともに貴重な経験を積み重ねている。

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