2023.02.19

新たな挑戦を胸にWindow6へ臨むテーブス海「リーダーシップを取る役割も果たしたい」

日本代表合宿に参加中のテーブス[写真提供]=日本バスケットボール協会
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 2月19日、「FIBAバスケットボールワールドカップ2023 アジア地区予選」Window6に向けた男子日本代表の直前合宿に参加しているテーブス海滋賀レイクス)がオンライン会見を行った。

 高崎アリーナで開催されるWindow6では、23日にイラン代表、26日にバーレーン代表と対戦する日本代表。テーブスは「2連勝してワールドカップに向けて自分たちのバスケットをちゃんとステップアップできるように頑張りたい」と意気込むと、「合宿に参加するのも3回目になり、トム(・ホーバスヘッドコーチ)さんのバスケットにも慣れてきました。今回は初めての選手も多いので、今までとは違いリーダーシップを取る役割も果たそうと臨んでいます」と新たな役割にも挑戦しているようだ。

 コンディションについては「ケガから復帰後、リーグ戦でうまくリズムをつかめてないのですが、自分のやることは変わらないので、あまり気にせずシュートを打ち続けてどんどんアタックしています」と語ると、「シュートの精度とポイントカードとしての状況判断は、前から課題だったのでそこは代表でも集中して取り組んでいます」と自身の伸び代についても語った。

スピードやパワーといった自身の特徴を生かしたいと語るテーブス[写真提供]=日本バスケットボール協会

 今回は190センチの小川敦也(筑波大学/宇都宮ブレックス)が追加招集されるなど、今後も本大会へ向けて熾烈な司令塔争いが予想される。テーブスは「小川選手はサイズもあり、ハンドリングもセンスもあるのでポイントカードの競争は激しいです」と話しつつ、「国際大会でのポイントカードのミスマッチの穴を消すのは自分の持ち味だと思うので、チームのために自分にしかできないプレーをどんどん出していきたい」と力強く語った。

 先日の会見でホーバスHCは、何度も対戦しているイラン戦ではワールドカップを見据えて新たな戦術も取り入れていきたいと語っていたが、テーブスはスイッチディフェンスへの対策を多く練習していると明かした。

「サイズのある国と対戦すると、ディフェンスでスイッチされることが多く、それに対応できる試合とできない試合がありました。今回はおそらくイランがやってくるので、スイッチされたときの攻め方を多くやっている印象があります」

「イラン戦だけでなく、今後の自分たちのためになる」と話すスイッチディフェンスへの対策。テーブスは「日本はサイズがないので、ほかのチームはスイッチという選択肢がある。これに対応していかないと相当厳しくなると思います」と語っており、23日のイラン戦は本大会へ向けて大きな意味を持つことになりそうだ。

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