2023.06.07
2月19日、「FIBAバスケットボールワールドカップ2023 アジア地区予選」Window6に向けた男子日本代表の直前合宿に参加している渡邉飛勇(琉球ゴールデンキングス)がオンライン会見を行った。
約1年半前に右ヒジを骨折した渡邉は、3度の手術と過酷なリハビリを乗り越え、今月5日に復帰を果たした。早くも追加招集を受けて代表合宿へと臨んでいるが、「ケガから復帰したばかりなので、どれだけ自分がやれるかどうかチャレンジしていきたい。チームメートとも仲良くやれているのでリラックスして練習に取り組めています」と現在の心境を明かした。
長期離脱明けということもあり、自身の現在のコンディションは80パーセントほどだと語る渡邉は、「自分の強みはリバウンドなどペイントエリアでのプレーですが、インサイドでの仕事以外にも自分のできることをチームに還元していきたい」と意気込みを語った。
また、リハビリ期間中については「トレーナーの方と一緒に自分の悪い習慣など、体に良くないものをすべて取り除いて、バスケットだけに集中することにフォーカスした」と語り、その結果垂直跳びの記録が伸びるなど、ジャンプ力が向上したという。「努力した結果が今出ているので、リハビリ中は本当に苦しかったのですが、しっかりコミットして良かったなと思います」。
今回、初めてトム・ホーバスヘッドコーチのバスケットを経験している渡邉だが、「トムさんの5アウトはすごくおもしろいなと思っています。自分のシュートは練習していかないといけない課題がまだまだあるのですが、すごくスピーディで楽しいので気に入っています」と感想を話し、前向きに取り組んでいるようだ。
さらに、チームメートの印象を聞かれると、「小川(敦也/筑波大学・宇都宮ブレックス)選手はすごくスピーディで、練習でも驚かされるようなプレーを何回もしています。川真田(紘也/滋賀レイクス)選手も、まだマッチアップはしてないんですが、力強さがすごいなと思いますし、川島(悠翔/福岡大学附属大濠高校)選手も17歳とは思えないバスケットをしているので、本当におもしろい選手が多いなと感じています」と語った。
高崎アリーナで開催されるWindow6では、23日にイラン代表、26日にバーレーン代表と対戦する日本代表。「もしかしたら明日ケガをしてしまうかもしれないという不安もありますが、毎日自分のベストを尽くしてやっていくことが大事だと思っている」と語る渡邉は、貴重な出場機会を獲得するべく奮闘している。
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