2024.10.03
2月17日、「FIBAバスケットボールワールドカップ2023 アジア地区予選」Window6に向けた男子日本代表の直前合宿に参加している市川真人(白鷗大学)がオンライン会見を行った。
6日から10日にかけて開催されたディベロップメントキャンプに参加した市川は、金近廉(東海大学)、小川敦也(筑波大学/宇都宮ブレックス)、川島悠翔(福岡大学附属大濠高校)とともに、A代表合宿への追加招集という貴重な切符を勝ち取った。
現在白鷗大の3年生で、高校生ながらU-22の候補にも選ばれた経験を持つ市川は、「代表候補に選ばれたことは光栄ですが、まだ他のセンターみたいにリバウンドがうまいとか、ディフェンスで仕事ができるようなプレーヤーではありません」としながらも、「日本人のビッグマンの中では少ない、3ポイントが打てるという自信があるので、自分がどこまで通用できるのか、このA代表合宿でも積極的に挑戦していきたいです」と、意気込んだ。
トム・ホーバスヘッドコーチからの期待も大きい。「トムさんから『君の武器は3ポイントシュートや、大きな体を活かしたディフェンス力』と言われて、自分の自信につながるような点を再確認させてもらえたと思いました。それからは、改めて自分の自信にしていくために、3ポイントの練習方法など考え方を深めて取り組むようになりました」
また、ディベロップメントキャンプでホーバスHCのバスケを学んだということで、「初めて5アウトオフェンスをしましたが、オフェンスのバリエーションなど頭を使って考えることが多く、考え方の種類が増えたと感じています。自分にとってもディベロップメントキャンプから、A代表にも選んでいただいたので、この1週間を大事にして頑張っていきたいです」と話し、これまでとは違うかけがえのない時間を過ごしていることがうかがえた。
そんな市川だが代表のメンバーに選ばれたことは、「自分の力だけではないし、大学のチームメートのおかげ、応援してくれた人たちのおかげだと思っています」と話す。特に大きな存在として白鴎大学の網野友雄HCと自身の両親を挙げ、「網野HCは、大学で苦しんで試合に出られなかった時期にも細かく連絡をくださって、メンタル面でケアをしてくださいました」とし、「両親がとても応援してくれて、連絡すると色々なことを聞いてくれたり、話をしてくれるのが、とても助かっています」と感謝した。
高崎アリーナで23日にイラン代表、26日にバーレーン代表と対戦するが、市川は「もし選ばれて試合ができたら、応援してくださっている皆さんのためにも、少しでも自分の仕事ができるように頑張っていきたいです」と力強く語った。
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