2023.02.18
2月17日、「FIBAバスケットボールワールドカップ2023 アジア地区予選」Window6に向けた直前合宿を実施している男子日本代表のトム・ホーバスヘッドコーチがオンライン会見を行った。
今回の合宿では4名がコンディション不良などを理由に不参加となり、⽇本国籍を取得したジョシュ・ホーキンソン(信州ブレイブウォリアーズ)、ケガから復帰した渡邉飛勇(琉球ゴールデンキングス)、6日から10日にかけて開催されたディベロップメントキャンプに参加した市川真人(白鷗大学)、小川敦也(筑波大学/宇都宮ブレックス)、金近廉(東海大学)、川島悠翔(福岡大学附属大濠高校)の計6名が追加招集された。
ホーバスHCは、「若い4人のフィジカル面は全然問題ないです。メンタルや気持ちの部分で、A代表レベルでできるかどうかチャレンジさせたかったのですが、みんなすごい頑張ってます」と学生組を評価すると、「渡邉は体がまだ細いですが、経験を積ませたいし、彼の動きを見たいので招集しました。ジョシュはいいですね。3ポイントもよく入って、サイズもある真面目な選手です。ファイブアウトの動きを練習をしていますが、いいスペーシングでやれていて楽しみです」と追加招集の選手たちについて語った。
「Window5よりいいバスケをして、イランにもバーレーンにも勝ちたい」と語る指揮官は、「8月にはワールドカップなので、もっとレベルアップしたいです。これまでファイブアウトのオフェンスをやってきましたが、ワールドカップまでに少し違う動きも入れたいです。今回は新しい動きも入れて、少しずつビルドアップします」とWindow6に向けて意気込んだ。
15日に天皇杯の準決勝が開催された影響もあり、一部の選手の合流が遅れたが、この試合では河村勇輝(横浜ビー・コルセアーズ)が45得点と躍動。司令塔である河村の得点力の開花には、ホーバスHCの指導も大きな影響を与えたが、「ここまではいかないと思っていたんですけど、すごいですね」と指揮官も笑顔を交えながら脱帽した。
「たぶん彼自身もここまではできないと思っていたんでしょうけど、やっぱり真面目な選手ですし、うまくなりたい気持ちも高い目標もあります。昨日彼といろいろ話したのですが、一昨日45得点を取ったばかりなのに、彼は練習をしたがっていて、考え方が特別だなと思います。今回は代表であのレベルのプレーができるか楽しみです」
ワールドカップの開幕が迫るが、今回も新たな才能ある選手の発掘に積極的な姿勢を見せたホーバスHC。「3番ポジションやストレッチ4、日本のビッグマンも少ないから新しい選手を見たいです」とフロントコートの選手たちについて語ると、「ベースメンバーは大体固まっているけど、4〜5人くらいはまだ決まっていない」と話し、熾烈なロスター争いは本大会直前まで続きそうだ。
男子日本代表は、高崎アリーナで23日にイラン代表、26日にバーレーン代表と対戦する。直前合宿に参加している20名から、どんなメンバーがプレータイムを勝ち取るのだろうか。
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