2023.06.30
2月25日、「FIBAバスケットボールワールドカップ2023 アジア地区予選」Window6のバーレーン代表(FIBAランキング84位)戦に向け、男子日本代表(同38位)が試合会場の高崎アリーナで前日練習を実施。練習の一部がメディアに公開され、練習後にトム・ホーバスヘッドコーチ、選手が囲み取材に応じた。
22日のイラン代表(同20位)戦でベンチから出場し、13分40秒のプレータイムながら2本の3ポイントシュートを含む15得点を挙げたテーブス海(滋賀レイクス)は「まずイラン戦に勝てたのが一番うれしいこと。でも、(Window6では)2連勝を目標にしてきたので、明日のバーレーン戦でも自分たちのバスケットで勝ちたいと思います」とコメントした。
テーブスが本職とするポイントガードは、Window6のメンバーに招集された富樫勇樹(千葉ジェッツ)と河村勇輝(横浜ビー・コルセアーズ)の2人に加え、“ホーバスジャパン”で出場経験がある岸本隆一(琉球ゴールデンキングス)、藤井祐眞(川崎ブレイブサンダース)、安藤誓哉(島根スサノオマジック)、ベンドラメ礼生(サンロッカーズ渋谷)、齋藤拓実(名古屋ダイヤモンドドルフィンズ)、寺嶋良(広島ドラゴンフライズ)と、そうそうたるメンバーが名を連ねており、常に激しいポジション争いが繰り広げられてきた。
「キャリアを続けて、代表に絡んでいく以上、ずっとそうだと思います。常に意識しながら頑張っていきたいです。(こういった競争は)楽しいです。リーグ戦でみんなが活躍するのを見て、『自分も頑張らなければいけない』と思わせてくれます。合宿で一緒になると、さらに楽しい気持ちになります」
イラン戦では富樫、河村に次ぐ3番手としての出場だったが、金近廉(東海大学)へのキックアウトなどで5アシストもマーク。「(チーム内での)自分の役割は把握しています」と話しつつ、「あれ(キックアウト)も一つの持ち味だと思っています」と自信を見せた。
2022-23シーズン開幕前にキャリア初の移籍を経験。所属チームでの立場が変化したことも、日本代表でのプレーにいい影響を与えているという。数字を見ると、1試合平均の出場時間は10分以上も増え、得点は「5.8」から「12.2」、アシストも「3」から「6.3」と倍以上に増加した。
「滋賀に移籍して、オフェンスでは積極的に攻めなければいけない役割を果たすようになりました。オフェンスの幅が広がって、それを代表でも証明できていると思います」
富樫や河村とはタイプが異なり、188センチ85キロの体格が特長の一つ。「自分の持ち味をアピールしながら、チームの勝利に貢献したいと思っています。ディフェンスでも、オフェンスでもサイズを活かしていきたいです」と意気込んだ24歳の司令塔は、「本大会に出場するために頑張っています。それ(ワールドカップ)が目標です。今回が本大会前、最後のWindow。いい形で終われたらと思っています」と、約6カ月後に迫った本大会への思いを口にした。
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