2024.03.22

アルバルク東京が選手着用ユニをリメイク…千葉J戦で展示、26日よりオークション販売開始

BEAMS SPORTS、アルバルク東京、アディダスによって、リメイクアートされたユニフォーム
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 3月21日、B1東地区のアルバルク東京は、株式会社ビームスが展開するBEAMS SPORTSと、オフィシャルウエアサプライヤーであるアディダスジャパン株式会社とともに、2023-24シーズンの選手が実際に着用したユニフォームをリメイクし額装したアートピースを制作したことを発表した。

 今回のアートピースは各選手につき一点ずつ制作され、3月23日に国立代々木競技場第一体育館にて行われる千葉ジェッツ戦でザック・バランスキーのアートピースを展示。26日よりオークションサイトHATTRICK(ハットトリック)で順次販売される。

 今回の共同企画は2023-24シーズンにいくつもの試合を戦う選手の想いや観客の声援が詰まったユニフォームにフォーカスされており、13名の選手が試合で着用したホームとアウェイのユニフォームを裁断し組み替えたのちに選手自らが選んだ糸によって縫製し、唯一無二のユニフォームに仕上げられている。

 またシリアルナンバー入りの額装には、選手の名前をグラフィティ風に施し、東京のストリートカルチャーやバスケットボールのスピード感が表現されている。試合を共に戦った証となるユニフォームに、リメイクという同じ物が2つとして存在しない特別感を加えアートとして昇華させることで、競技用ウェアという枠を超えた新たなユニフォームの価値が作り出されている。

 今回の取り組みについて、BEAMSディレクターである長塚理紗、アルバルク東京、アディダスがそれぞれコメントした。

▼ BEAMSディレクター長塚理紗
「今回のプロジェクトでユニフォームを選択したのは、選手とファンを繋ぐ“絆”の象徴だと感じたからです。この企画でリメイクの手法を採用し、一点物のアートピースへと昇華した理由は、それぞれに様々なエピソードがあるホームとアウェイをつなぎ合わせることで、シーズンという長い戦いをひとつに紡ぐと同時に、元々特別な存在であるユニフォームに新たな価値を宿してアーカイブしたいという思いからでした。こうした理由から額装も厚みのあるアクリルにすることで、目には見えない熱量や思い出も閉じ込めています」

アルバルク東京
Bリーグ初年度より8シーズンに渡ってサポートいただいているアディダスジャパン株式会社様、日本のカルチャーをけん引する株式会社ビームス様との3社でお取り組みができることをうれしく思います。クラブにとっても、応援してくださる皆さまにとっても、大切なアイテムであるユニフォームを、選手の想いとともにリメイクし昇華されたアートとして皆さまに楽しんでいただきたいです」

アディダスジャパン株式会社
Bリーグ初年度より、アルバルク東京様とアディダスとで世の中に生み出してきたユニフォームは、一貫して、選手のパフォーマンスを考えた機能性と、シンプルかつ洗練されたデザイン性にこだわってきました。そんなユニフォームが今回、BEAMS SPORTS様との出会いによって、“アート”という新たな領域に昇華しました。バスケットボールそのものが持つ明るい未来やバスケットボールカルチャーの新たな可能性へとつながる”作品”になると信じています」

ザック・バランスキー
「自分のユニフォームがフレーミングされているのを見ると、特別な気持ちになりますね。僕のユニフォームにはピンク色のステッチを使用していますが、これはピンクリボン活動にトリビュートを捧げたものです。活動を始めたキッカケは、母や姉、妻など身近な女性を大切にしたいと思ったから。実際に乳がんの早期発見に繋がった人もいて、ファンやサポーターがいないと成立しない職業だからこそ、ただバスケ選手としてプレーするだけではなく、競技以外でも恩返しをしたいと思っています。そうした絆のある大切なファンと、お互いに1of1を所有できるのはうれしいですね」

小酒部泰暉
「こうして自分のユニフォームが額装されると、率直にカッコいいなと思う一方で、どこか恥ずかしさもありますね。アルバルクはファンの皆さんが本当に心温かく、どんなときでもプレーしやすい環境を提供してくれて、そのファンの方と特別なものを共有できるのは、これ以上にない幸せです。今年は本当に優勝を狙えると思っているので、泥臭いプレーやディフェンスなど、数字に残らないところでもチームに貢献し、優勝のために自分ができることを遂行したいです」
 

 

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