2024.03.25
3月21日、Bリーグ島田慎二チェアマンのポッドキャスト番組『島田のマイク』第177回が配信され、世界最高峰の舞台であるNBAでプレーする渡邊雄太(メンフィス・グリズリーズ)、八村塁(ロサンゼルス・レイカーズ)と面会した際のエピソードなどを披露した。
3月5日からアメリカへ出張していたという島田チェアマンは、男子代表強化部会長も務めており、バークレイズ・センターで渡邊と再会。「ケガをされていてプレーを見られなかったのは残念だったんですけど、日本代表としてパリ2024オリンピックで結果を出すというモチベーションがすごく高くて、シーズンが終わったら日本代表に合流していい結果を出すために何ができるのか、という話も聞けた」と、渡邊とのやりとりを明かし、「食事したりする時間はなかったですけど、元気な顔を見られてよかったです」と、久しぶりの再会を喜んだ。
また、八村が29得点を挙げる大活躍を見せた7日のレイカーズvsサクラメント・キングスも観戦。島田チェアマンは「八村選手は雰囲気ありますよ。あの中にいてもめっちゃ存在感ある」と、名門で奮闘する姿に感動したようで、「当たり前ですけど、レブロン・ジェームズ選手やアンソニー・デイビス選手と並んでスターティングラインナップにいても全然違和感ないんですよ。オーラも負けていない。ふわふわしている感じもなくて落ち着きがある。すごいなと思いました。これはテレビ観戦だけじゃわからないじゃないですか。ほんのちょっとだけお話しましたけど、本当に頼もしいなと感じました」と、感嘆の言葉を並べた。
当然、今回のアメリカ出張では、日本人NBAプレーヤーとの再会だけが目的ではない。NBA本社やニュージャージーにあるリプレーセンターも視察し、「ジャッジメントは永遠の課題。いつかこういうのもBリーグでできたらいいな」と、同行したBリーグスタッフと言葉を交わしたという。
また、今回の視察を通して、「大事なことはリーグ同士でコミュニケーションをとれる状況をつくることが一番の目的だった」とも話し、「これを皮切りにオンラインで各セクションがコミュニケーションをとれるように、ということで了解も得た。例えばBリーグのチケット担当がNBAのチケット担当とコミュニケーションをとれるようになった。これが一番の目的だったので。これは未来につながる話」と、大きな収穫を手に帰国したことも明かした。
クラブ社長、そしてチェアマンとしてもBリーグの歩みを見てきた島田チェアマンは、「7、8年前にNBAオフィスに行ったときは何もかも新鮮で、当時のBリーグには何もかも無かった。あれから時を経て、NBAとまともな会話ができるようになった。同行したBリーグのスタッフが『自分たちの成長も感じる』と話していたのを後で聞きました。ようやく同じ目線で『どうしましょう』と話ができるようなレベルまでBリーグもたどり着いたんじゃないか。『このことは自信にしてもいいんじゃないの?』とスタッフと話していました」と、感慨深げに振り返った。
今回の配信では、アメリカ出張のほかにも、東アジアスーパーリーグのファイナル4が開催されたフィリピン・セブ島でのエピソード、現地で体感したBリーグ、千葉ジェッツ、富樫勇樹の存在感の大きさについても語っている。
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