2024.09.27
3月23日、各地でB1リーグ第27節が開催され、三遠ネオフェニックスがサンロッカーズ渋谷とホームで対戦。第1戦に94-78で勝利し、連敗を「5」でストップした。
中地区の首位を独走しながらも、5連敗と苦しい試合が続いていた三遠。大野篤史ヘッドコーチは「今日の試合に限っては、自分たちが追い求めてきたものをしっかりとコートで表現しようとする姿勢が見られたと思います。特に相手のガードにしっかりとプレッシャーをかけて、自分たちがやられたくない場所にボールを置かない努力ができていました」と試合を振り返った。
「相手がやりたいことをやらせない努力が見えた」とチームを称えた指揮官は、5連敗を喫した前節の試合後に「選手が背負わなければいけない責任とそうではない責任がある」と選手たちに伝えたという。
「不安な表情でコートに入らないでほしいですし、例えミスをしたとしても自信を持ってプレーしてほしいです。勝敗の責任を背負うのは自分であって、選手が背負わないければいけないことはコートで100パーセントの努力をすることであり、自信を持ってプレーすることだけだと伝えました。不安な気持ちでプレーして得た結果と、自信を持ってやるべきことをやろうと努力したときの結果が、例え同じだったとしても得るものが違います。そういう意味では、今日は自信を持って自分たちがやらなければいけないことを理解して、ハードに戦ってくれたと思います」
また、23得点10リバウンドと躍動したコティ・クラークは、「今日は良い試合になりました。やはり一人ひとりがしっかりとやるべきことをやることで、勝利につながってくると感じています」と久々の白星を噛み締め、「今までやってきたことにしっかり集中して、自分たちを信じて、迷わず、すべてを出し切ることを終盤戦はやっていきたい」とシーズン終盤戦、そしてチャンピオンシップへ向けて気を引き締めた。
さらに、クラークは自身の役割を「チームのメンタルの準備をすること」と表現すると、「欠場する選手が出るなど、いろいろな状況が出てくると思いますが、チームがどんなシチュエーションにもしっかりと対応できるようにチームメートとコミュニケーションをとって、自分のメンタルの準備とチームをまとめることをやっていきたい」と語り、今後もリーダーシップを発揮していくことを誓った。
9得点6アシストをマークした大浦颯太は、「自分としては前節までの連敗がCS直前ではなく、今で良かったと感じています。このタイミングで5連敗したことは次につながると思います」と発言。レギュラーシーズンも残すところ16試合となったが、連敗からの建て直しを経て、三遠はチームとしてさらなる成長を得たのかもしれない。
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