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台湾遠征を終えた北海道、主将の島谷怜は対応力向上を目指す「相手へのアジャストが大切」

台湾遠征の2試合目を振り返ったキャプテン・島谷(中央)[写真提供]=レバンガ北海道
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 9月1日、レバンガ北海道は台湾・新竹県で開催された「第3回 2024 Lioneers Masters Game」に出場し、新北中信特攻(TPBL/台湾)に72-61で勝利した。

 開幕戦に向けたテストマッチとして、初めての国外開催試合に参加したレバンガ北海道。30-28と北海道の2点リードで試合を折り返すと、第3クォーターでは中野司の3ポイントシュートを皮切りに8-0のランからペースをつかむ。その後もアウトサイドシュートをテンポ良く沈めていき、リードを守り抜いて白星を飾った。

 試合後の記者会見には、小野寺龍太郎ヘッドコーチと島谷怜、そして菊地広人が登場。対戦相手の情報も多くないなか、小野寺HCは「試合の中で選手たちがアジャストしてくれて、自分たちのルールをしっかり遂行できていた時間帯やポゼッションが見られたのではないかと思います」と、一戦を振り返り始めた。

 そのなかで、ボールの動かし方やオフェンスの仕掛けなど、「適切な状況判断ができていないケースが見られた」と指摘した小野寺HC。インサイドでの一対一にも改善の必要があるとしつつ、「自分たちのローポストにおけるディフェンスのルールを徹底するための準備をしていきたいと思います」と、今後の指針を述べている。

昨季に北海道でプロ入りした若手の菊地(中央)[写真提供]=レバンガ北海道

 今シーズンのキャプテン、島谷は「まだ2試合目の実戦で、試合の中で上手くいかないことも当然あります」とコメント。前半で目立った速攻へのディフェンスミスなどは後半に修正できたと振り返り、「ディフェンスは練習してきたことをある程度出せたと思います。台湾のバスケは一対一が中心なので、そこでやられてしまった場面は多かったですが、相手によってアジャストしていくことはシーズン中も大切になってくると思います」と語り、台湾遠征を締めくくった。

 そして、リーグ2年目を迎える菊地は「後半は修正してできた場面も多く、個人としても自分の持ち味を出せたのではないかと思います」と、自身のプレーを評価。ロスターの関係上、プレータイムの分散も考えられると話しつつ、「出場した時はしっかりシュートを決め切り、ディフェンスではサイズが小さい分、エナジーを出して、ハードに、そしてフィジカルにやり続けることが大事だと思っています」と意気込んだ。

 2試合の台湾遠征を終え、9月7日にはアルティーリ千葉とのプレシーズンゲームが予定されている北海道。海外チームとの対戦を反省材料とし、指揮官らが言及した課題を1つでも多く改善できているか、A千葉戦でチェックしてもらいたいところだ。

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