2021.04.16

東京Zのケイン・ロバーツ、NCAA1部のストーニーブルック大学への入学が正式決定

東京ZのロバーツがNCAA1部のストーニーブルック大学へ入学[写真]=B.LEAGUE
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 アースフレンズ東京Zは16日、ケイン・ロバーツのストーニーブルック大学(NCAAディビジョン1)への入学が正式に決定したと発表した。同選手は、BリーグからNCAAへ入学が決まった初めての事例という。

 神奈川県出身で現在18歳の同選手は、187センチ81キロのポイントガード兼シューティングガード。今シーズン、サンタマルガリータ・カトリック高校から東京Zへ入団し、48試合の出場で164得点(平均3.4得点)49リバウンド(同1.0リバウンド)28アシスト(同0.6アシスト)を記録している。

 ロバーツは発表に際し、クラブ公式HPで「『NBAでプレーする』という目標達成に向けて、向こうの大学レベルで学び、スキルを磨くことができるこの次の機会をとても楽しみにしています。新たな道に進んでも引き続き応援をお願いします。僕はこれからも日本を代表し続けます」とコメント。
 
 また、同クラブの東頭俊典ヘッドコーチは以下のとおりコメントを発表している。

「今回、ケイン選手が無事にNCAAディビジョン1のストーニーブルックス大学へ、奨学金をもらっての進学が決定しました。Bリーグでフルシーズン、プレーした後にアメリカ挑戦する、という日本最初の試みがうまく行ったことをうれしく思います。この挑戦は山野代表の理解とフロントスタッフの度重なるNCAAとの調整、またケインの恩師であるクリス・シーセンコーチ、彼のご両親なくしては実現不可能でした。

 インターナショナルスクール卒だったので飛び級で、今は日本の高校なら3年生の年齢に過ぎない彼を心よく受け入れ、シーズンを通して彼を育ててきた東京Zの選手・スタッフ全員と、何より前例の無い中、自分のためにも、将来NCAAを目指す日本の選手たちのためにも、なんとか成功したい、と不安と戦いながらも結果を残したケイン選手に、感謝と拍手を送りたいと思います。前例のないことにどんどん挑戦してくアースフレンズ東京Zだからこそ出来たことであり、これが今後Bリーグの他のチームやこれからの有望で野心ある若い選手たちに広がっていってくれたらこれ以上の幸せはありません。

 ケイン選手にはアースフレンズ東京ZとBリーグの代表として、アメリカで更に成長をして、彼の夢でもある日本代表に選ばれるような選手になってほしいと思います。
我々のミッションでもある『世界に通用する人材を輩出する』、『日本代表がオリンピックで金メダルを取るのに貢献する』、この二つを成し遂げられる可能性を秘めた選手ですし、東京Zからの初めての日本代表選手になれるよう、この先もここで学んだことを忘れず成長を続けていってほしいです。

 ケイン、本当におめでとう!でもこれからが勝負。しっかり頑張ってほしい! またこの挑戦を実現してくれた山野代表、フロントスタッフの皆さんと、ケイン選手をここまで暖かく、時には厳しく支えてきてくれたご両親、全ての関係者の方々に改めて感謝します。 ありがとうございました。皆さん、ケイン選手の活躍をこれからも応援していてください。そしていつか、アースフレンズ東京Zを背負うような人材に成長してもらいたいです」

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